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書道始めようと思います。先ずは?にお答えしてみました。

おはようございます!師走は何かと慌ただしく感じて右往左往してしまいます。

来春を待ち遠しく思う気持ちはありますが、この暮れが、明けるまでが案外好きなのであります😊

さてInstagram(くろのぺんで活動中)のメッセージの中でも、よくあるご質問に書道を始めたい、または始めてはみたものの、、、

先ずは何を学ぶべきでしょうか?

というお問い合わせを頂きます。

ごく普通にお答えすると、、

古典を徹底的に学び、自分の表現を
身につけて下さい。ってなります。

ですが、これからの書の存続や在り方を
考えたときに忘れてはならないこととして、何故学びたいのか?を明確にして
方向性を絞り込むことで見えてくるものがきっとあります。

◯公募展に挑戦して受賞したい
◯名前だけでもうまく書きたい
◯デザイナーを目指している
◯筆耕の仕事をしたい
◯墨象に興味がある

そこでお答えする内容に差異が出てきたりします^ ^

例えばデザイナーとしてDMなどに筆文字を使うとなれば、一般の書道とはまた違う感覚も身につけなければいけません。

活字との相性や間合いやデザインとしての文字に至れば、古典の難しい漢字は使用しないことの方が多い、、

ですので多様な引き出しを持つように
学びを進めることになりますね^ ^

筆耕のお仕事でいえば、基本的な楷書で
一点一画を決められた枠内に収めていくことが必要ですので書的な作品として魅せる性格とは異なります。
一般の方に読み易いよう字面を揃えていく作業は、また通常の書道とは若干の
違いが生じます。

クライアント様から求められているのは
何か?

ここがポイントです

さらには書は書家じゃなければ書けない!はずはないのです^ ^

書家でなくとも、筆に慣れてくると
その気脈や運筆に潤いがでてきます。

癖が沢山あっても整理整頓されてなくても余白や勢い、素朴さ、墨の色、何よりも気持ちを投入した書には書家をも圧倒する魅力が溢れたものになるでしょう^ ^

一朝一夕に頭で描いたものが即、形にはなりませんが、何よりも書くことが好き✖️時間にて自分でも気付かなかった魅力に触れるようになると思います。

ということで!

先ずは今からでもはじめられます!

コピー用紙でも新聞紙でも大丈夫ですので、道具に慣れてくるまで好きなように好きな形で書いてみることをお勧めします^ ^

素朴な疑問や壁にぶつかっても、師がいなくとも、色んな考え方がネット上に溢れてますので参考にしながら、書いてみてくださいませ◯

ちなみに30数年前、私が書をはじめて
そう経たない時期、師に私が自由に
書いた作品を見てもらいましたら、、

「邪道です」って一蹴されてしまいました💦

えっ、、、ってなりましたが、、
よっしゃ次こそは!と気持ちを切り替え、今では貴重なお言葉になりました^ ^





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