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科学/技術/教育

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ここではサイエンスやテクノロジー、製薬関連トピック、教育関連のnoteを格納しています。
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#黒坂宗久

科学技術の裾野の広さを支える博士課程の学生が減っているのはまずいと思う

最近「科学技術立国日本」に関する記事をよく目にするので、自分用のメモとしてnoteを書くこと…

価値は二の次のままでいいのだろうか/日本の薬価制度

今年2019年2月に承認された日本発の遺伝子治療薬コラテジェンの薬価が中央社会保険医療協議会…

もう引っ込みがつかない感じなんでしょうか

ここまで来てしまうと、司法の判断が必要なんでしょうか。 本庶氏側が訴えを起こすのは、米ブ…

富士フイルムのさらなる一手/他人のiPS細胞を使っても拒絶反応が回避できる技術を用…

今回はこのニュースについて。 <記事の冒頭部分> 富士フイルムホールディングスは1日、独製…

世界大学ランキングが発表されて思うこと

世界大学ランキングが発表されたので、少し触れてみます。 東大が上位に入って良かったねと言…

老化に伴う病気が予防できるかもしれない

今日(2019年6月14日)朝日新聞の一面で見たあと、日経でも見るにつけ、やはり人は太古の昔よ…

アレルギーに関わる肥満細胞が自らアレルギーの発症を抑える仕組み

この記事が目に留まったのでご紹介。 アレルギーは原因物質が体内に入ると抗体が作られ、肥満細胞がこれらと結合すると炎症反応を誘導するヒスタミンなどの化学物質が放出されてアレルギー症状が出ます。有名なところでは、花粉症などがよく知られています。 ご存じかもしれませんが、抗ヒスタミン薬などの抗アレルギー薬は、 基本的には対症療法の域を出ていないため、根本的な治療は現状困難です。 そんな背景がある中で、今回のこの発見は肥満細胞自身にアレルギー反応を抑制するメカニズムが存在すること

DIKWモデルと言うデータの世界の概念があります。

DIKWモデルは、 データの世界を学ぶときに必ず出てくる概念図になります。 これは前職の会社…

超高額がん治療用新薬の保険適用が決定され、色々な議論に繋がっているのは良いことだ…

色々な紙面、ネットニュース、テレビなどでも取り上げられる事が多いこの白血病治療薬キムリア…

大学発特許を産学で上手に生かすには

日経新聞(2019年4月26日付)社説は、以下の文章から始まる。 ノーベル賞を受賞した本庶佑・…

がん検診の効果測定はしっかり実施しているものと思っていました

日本人の2人に1人ががんになる時代となり久しい。 がんの早期発見を促すため、国や自治体はが…

国内4例目のiPS創薬からの医師主導治験(ALS)が始まります。

私がこのニュースをウォッチしているのは、 既存薬を別の病気の治療に転用する「ドラッグリポ…

皮膚外用薬の1強が仕掛ける創薬型企業への気合の入った脱皮に注目

皮膚薬専業の最大手、マルホ(大阪市)は医薬品の自社開発を始める。 ほかの製薬会社が開発し…

まだまだ改善の余地があるんですね!

まずは、この記事の冒頭の部分の引用から始めます。 シスメックスは免疫に関係するたんぱく質である「抗体」を使う医薬品の改良技術を開発した。病気の原因物質と速やかに結合させることで、治療効果を高めることを期待しているという。市場が急拡大しているがんや関節リウマチなどを治療する医薬品への応用を目指す。実用化に向けた作業を始めており、新しい収益源として確立することを目指す。 抗体医薬の歴史は結構長いです。 日米欧での抗体医薬の承認についての詳細は以下のリンクよりご覧下さい。 国立