フューチャー・アグリ。
やぁ、いらっしゃい。今日もご機嫌そうじゃないか。
ちょっと聞いてもらいたい。
この上のサムネイル、noteの機能で簡単に作って貼り付けられるんだ。
でも時々、エラーなのかアップロードに失敗することになる。
そうなると、そこまで編集した画像は全ロスト。
NGワードなんてないような気もするけど、理由求む。
農業とは。
全国の農業経営体による農産物の直接販売における年間販売金額は2兆8,775億円。卸売市場が1兆401億円で最も多く、次いで小売業が6,904億円だそう。
ちなみに令和2年度の話で、これでも減少傾向とのこと。
何だかんだ日本の農業ポテンシャルは高く、米に限って言えば店頭に並んでるものなんかは国産ブランドばっかりだよね。お店で使われているのも大体そう。
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野菜だと生鮮・冷凍含むで大体20%は輸入みたい。
そう考えると国内の自給率はまずまず高いのかな。
とは言え、現状がこういう状態ということであって、先行きの怪しい日本の農業業界。
新旧ビジネススタイルに大きく方向性が別れる産業とも言える。
今回はそんな農業のお話だよ。
水耕栽培。
N氏はいわゆる2代目社長という世襲で色々と引き継いだ人物。
だいぶ過去に色々面倒を見てもらった事があり、やや古い付き合いって感じだね。
本業は、何なんだろう。
恐らく不動産投資と管理業なんだろうなと思うけど、よくあるじゃん。
色々やってて、何してるのか分からない系の人。
そこに当てはまるタイプだね。
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よく会っていたのが、N氏の持ちビルの1室。
N氏は当時流行っていた水耕栽培に興味を持っており、スケルトンのワンフロア一面に作り込んでいた。
一時軽く胡散臭い話も出てたけど、そことはまた別で考えてくれていい。
だだっ広い室内に、並ぶ設備。
LED一体型となっていて屋内で育てる事が出来る。
農業といえば、だだっ広い空間を想像するが、断になっており縦に積むことが出来ることで、限られたスペースでも合理的に育てることが可能。
オペレーションの単純化に重点を置かれたシステム設計で、効率的。
収益モデル。
農業自体はスタートからマネタイズまでが長い。
まぁ、事業単位で考えたらそれが長いのかどうかは何とも言えないけど、「どれくらいの期間」で育つのかが分かりやすいだけに、体感的に「待つ」時間が長いかもしれない。
とは言え、体系的な育成方法が確立されており、毎日一定の作業をこなしておけばそうそう悪くなることもない。
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室内、LED環境ということで天気に左右されることもない。
初期投資こそ、そこそこかかると言われているものの場代、機材、ランニングコスト。育った作物をいかに適切な販路でさばいていくかで回収が決まる。
農協などを活用した販路もあるが、これはガチ農家向けの従来型スキーム。
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限られたスペースで限られた収穫をしていく水耕栽培だと、中間業者が入ってスーパーに並べるとなるとさすがに収益が取りづらい。
分かりづらい流通のビジネスって多く「これって儲かるの?」的なビジネスモデルは結構多いんだよね。
本当に儲かってないものもあれば、しっかり利益を上げていることも多い。中にはそこで儲からなくても別事業で収益回収をするための布石なんてものもある。
流通と販路。
N氏の道楽かなぁ、なんて思いつつ水耕栽培で育てる野菜を見て色々話してくれていた。
一例になるが、最近だと「意識高い系」の飲食店や八百屋なんかも見かけることがあるよね。
ワンランク上の前菜では、普段食べないようないい野菜が出ていたり、健康推しのスムージーなどで使われているお店なんかがそこに当てはまる。
どう知り合っているのかは知らないけど、N氏はその辺りに明るかった。
当時、その周辺のお客さんの引き合わせもいただき、期間こそ限定されていたがお仕事になるケースもあった訳。
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水耕栽培の良いところでいうと、虫食いがほぼ発生しないので農薬が必要ない。
盗難リスクもほぼないので、ツボにはまれば定期出荷も約束出来る。
悪いところは、先述の費用面。そして販路。売り先がないと困る。
あとはカビとかには注意したほうがいいだろうね。
レタス、サンチュ、サラダ菜、水菜、大葉のように、よく育ち、年中回収出来るものが基本的に売上の底上げになる。
設備の端から、時間差で育てていくことで収穫時期管理も出来る。
作業は伴うが本格の土栽培農家に比べれば遥かに労力は少ないって話。
環境と背景。
そもそも論になるけど、日本の農業には大きな問題をいくつか抱えている。
・少子高齢化による、なり手不足
・耕作放棄地の増加
・TPP協定
一番上は言うまでもないよね、農業に限らない。
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二番目の耕作放棄地。
日本って7割近くが山林・原野で、農地が13%くらい。宅地は5%くらい。
農地自体超広いんだけど、全然機能してないところが多いことも難儀な問題。結局、間接的になり手不足が原因ってこともなんだろうけど。
あと、最後の外圧。日本を含む11ヵ国による経済連携協。
農林水産分野のおよそ8割に当たる2,135品目の関税が撤廃され、自由化が進んでいて、外国産の安価な農産物が市場に出回るようになってくるそう。
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そうなれば国内だけでなく海外との価格競争が激化の予想。
状況的にも従来どおりに動いていたんじゃ、ジリ貧待ったなし。
色々と企業単位ででも戦略を立てて行くことが求められる。
伸び代がありながらも、まだまだ日陰なビジネスモデル。
N氏は何かわからない本業も跨ぎつつ、活動の幅を広げていく。
これから。
実際、設備費がかかるとはいうものの、昨今各種補助金などの見える化が進んでいて活用出来るケースが増加している。
コロナ禍や人口の兼ね合いから、ビルテナントの空室が多いという物件も増加していく。
もしかしたら、近い将来。色んな都会の一角で隠れ農家なども増えていくのかも知れない。
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そうなれば、ボリュームメリットで設備も安価なものも出てくるだろうし、補助金取得のサポートも充実してくるだろうね。
既得権益も大きく絡むし、イメージバイアスも強烈な農業。
これらもまた、テクノロジーを駆使したシン・農家みたいなステージも出てくる、いやもう出ているんだろうね。
N氏含め、今後の動向はちょっと気になるところだね。
最近全然会ってないけど。
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ここまで見てくれてありがとう。
楽しんでもらえたら最高です。
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それでは、また。
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