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【3分で読めます】サーチ・インサイド・ユアセルフ――仕事と人生を飛躍させるグーグルのマインドフルネス実践法 要約/まとめ/感想

瞑想は科学的なトレーニングである

こんにちは。くろです。

今回は"サーチ・インサイド・ユアセルフ――仕事と人生を飛躍させるグーグルのマインドフルネス実践法 "の要約、まとめ、感想です。

本書は元Googleフェロー、自己開発責任者のチャディー・メン・タンさんが書いた本です。
彼はGoogleに勤めていた際に本書のタイトルにもなった"search inside yourself"という自己啓発プログラムを完成させ、その実績からニューヨークタイムズの特集やノーベル平和賞に7回のノミネートされたOne Billion Acts of Peaceの議長を務める人物です。

本書はこの自己啓発プログラムの内容が書かれています。

こんな人におススメ

・自分を探している人
・怒りっぽい人
・ギャンブルがやめられない人

本書の結論

EQを鍛えることで実生活やビジネスに良い影響があるから、みんな瞑想しようぜ!

SIYとEQ

本書のタイトルである"search inside yourself"(SIY)とは、Googleが開発した自己啓発プログラムです。

SIYはEQを鍛えることで色々な課題を解決しようとします。

EQの原語はemotional intelligenceです。
それならEIだろ!と言いたくなりますが、日本では知能指数をIQと略すので、心の知能指数のことをEQと呼んでいます。

本書ではEQを自分自身と他人の気持ちや情動をモニターし、見分け、その情報を使って自分の思考や行動を導く能力と定義します。

EQを鍛えることで3つの恩恵を受けられるとしています。

①職務遂行能力
感情や心の面での能力は営業や顧客サービスの分野ではもちろん、テクノロジー部門においても重要であることが明らかにされています。

②リーダーシップ
ある研究結果では、卓越したリーダーシップの80~100%は心の面の能力であるそうです。

③幸せのおぜん立てをする能力
EQを鍛えることで心のデフォルト設定を「幸せ」にできます。
何もない日常を「退屈」ではなく「幸せ」に変えることができるのです。

EQを養う方法

EQを養うための第一歩は「注意力」を鍛えることです。

自己認識には自分の思考や感情の起伏を第三者の立場から眺める能力が必要ですし、自己統制に必要な「反応柔軟性」(何かされた際に反応する前に間を置く能力)も自分の感情に注意する必要があります。

注意力を鍛えるためのトレーニングは「マインドフルネス瞑想」です。

マインドフルとは「今の瞬間に、評価や判断とは無縁の形で注意を払うこと」であり、「自分の意識を今の現実に敏感に保つこと」です。

よくある瞑想は自分の呼吸に意識を向けますが、呼吸というごく当たり前の現象に注意を向けるトレーニングをすることで、その他の事象にも注意を向けやすくするのです。

瞑想のやり方

瞑想の簡単なやり方は、2分間座って自分の呼吸に意識を向けることです。
もっと簡単なやり方は、何もせずに2分間座ってることです。

呼吸に意識を向けるといつのまにか別のことを考えていたりします。
ただ、それはそれで良いのです。
注意が逸れたことを自覚しまた呼吸に注意を向けることが重要です。
筋トレと同じように、何度もこれを繰り返すことでEQの基礎的な体力がつくのです。

自己認識

自己認識にはEQにおける3つの能力が必要です。

①感情の自覚
自分の感情がどんな時に高まるのかを知っておくと、自分の価値感がわかります。

②自己査定
自分の感情を自覚し客観視することで、思い込みやこうありたいという理想を捨てて本当の自分に気づくようになります。

③自信
自己査定の結果自分にできることとできないことがハッキリすることで、自信につながります。

自己認識を育てるのに有効なのは「ボディ・スキャン」です。
瞑想では意識を呼吸に向けましたが、「ボディ・スキャン」は自分の体に向けます
頭の先からつま先まで意識を移動させ、あらゆる感覚に注目するのです。

感想

著者の方がちょくちょくジョークを交えて書いてくれるので、おもしろかったです。

何回か瞑想とボディ・スキャンをやっているのですが、寝落ちしそうになるのが問題です…

この本と親和性が高いと思ったのが「世界は感情で動く」です。
私は「反応柔軟性」(何かされた際に反応する前に間を置く能力)を手に入れたいので、相手から何かされたときに反応する前に考える能力をマインドフルネス瞑想で手に入れます。
それから自分の脳で何が起きているのかを「世界は感情で動く」で学んだ心理作用を思い出すことで理解しようと思います。

例えば、嫁さんに怒られた時にすぐに反論するのではなく一旦置き、相手を攻撃することは自己正当化がしたいだけの「自己奉仕バイアス」であると理解したうえで、謝るという選択をするというフローです。

これは「7つの習慣」にも出てくる「選択の自由」(刺激から反応の間に我々は反応を選択する自由がある)と一緒だと思います。

啓発本に書いてあることはわかるけどどう実践したらいいかわからなかったので、今後は瞑想を頑張ろうと思います。

「世界は感情で動く」のまとめもぜひご覧ください!

最後に

お読みいただきありがとうございました!
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感想やよくわからない部分、おススメの本がありましたら是非コメントください!



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