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【詩】崩壊の魔法

まぶたの裏に貼りついた 星雲
M35は静かに押し黙って
足元の冷たい石ころ達に
手を伸ばした

星が流れたようにみえたあの空は
満点の星空
還りたいと細胞が
震えながら分裂する

夢の中で落ちた 果実
ついばんだのは
黒いあたしのくちびる
てのひらで膨張して
蕩ける液体は 白の

崩壊の魔法

冷たい石ころは
規則正しく
法則に則って
佇むあたしの肢体に
ぼこぼこと穴をあける

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