独利ヨガ

そろそろちゃんと自己紹介します。 関西出身、東京在住、食費にお金を費やすアパレル販売員…

独利ヨガ

そろそろちゃんと自己紹介します。 関西出身、東京在住、食費にお金を費やすアパレル販売員です。名前の由来は前の名前の「walkalone」を頑張って意訳したもの。ヨガはやったことありません。 物語のようなコラムのような日記のような、ふわっとした記事を書いていきます。

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最近の記事

充電期間と呼びたいこの愛しきクソみたいな時間たちよ

我が家のPCのキーボードの「I」が触れても応答せず、 押しても叩いても呼びかけに応じてくれないので、 急遽スマートフォンで書いている。 現在、LINE(2人とやり取り)とマッチングアプリのメッセージを稼働しながらで、フリック入力のできない私はトンデモ量のマルチタスクを同時進行させている、さながら「メディア企画営業チーム(それっぽいワードを並べた架空の部署)」に属するマネージャーの多忙な昼下がりを再現している。自室の椅子に体育座りしながら。 去年あたりから職場の人間関係のゴ

    • インタビュー

      「…それで、この『二エス』の乳液をもう4年くらい使っているんです」 画鋲の穴一つない生クリームをバターナイフで塗りたくったような(左官仕上げと呼ぶらしい)白の壁と、みたらし団子のタレような、少し透明感のある照り照りしたフローリング。家具は机と椅子と、あとはでっかいネギを鉢植えに突っ込んだような大きな観葉植物だけ。おっと、ちなみに照明は細い針金で吊るされた複数の不定形なシルエットの電球が白く光っているため、綿菓子が浮いている、とたとえてみる。 稚拙な表現で恐縮だが、私は、こ

      • 拝啓、背景さま

        少し昔の話で、仕事でミスを犯してしまい、これをきっかけに「背景」について考えることがあった。 ミスというのは、他店ヘルプのスタッフの女の子が、相談事を抱えていて、私がアドバイスしたら、次の日、上司から、「ヘルプ先の店舗から電話があった」と呼び出され、「相手の背景の理解なしに、そのアドバイスはストレートすぎる」と指摘された。 どんな正論でも、どれだけすごい成功者が語ったハウツーでも、その人の背景を知らない前だと、ただの否定になる。ビジネス書が多くの人に読まれているのは、活字

        • 「酔っ払う男性からのボディタッチは脈アリ?それともセクハラ?」について考えました

          触れる箇所と酔っ払い度合いによっては、意味があったり、ないかもしれない。 たとえば、 《二の腕》×《ほろ酔い》=今だ!チャンスだから触ってまえ!的な脈アリ 《手の平》×《ベロンベロン》=目の前の異性すべてが恋愛対象なので、ただのセクハラ こんな感じ。 私はお酒飲めませんが、質問を見ながら、ふと思い浮かんだ数式に、我ながら頭冴えてるなぁとニヤニヤしてました。 でも、ついこの前にあった(遭った?)出来事は未だ理解不明です。 送別会がありまして、退職する方(Mさん:男

        充電期間と呼びたいこの愛しきクソみたいな時間たちよ

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        • ストーリーズ!
          6本

        記事

          「カッとなりやすいです。どうしたらいいですか?」という質問について

          寒いですね。 けれどもうすぐ春。春になると、変な人が増える季節。もうそんなことしか考えておりません。花見?新生活?無縁だと思います。 冬の間って、とにかく身が縮こまるし、なんとなくそれに合わせて、気分も思考も閉鎖的になるイメージ。 とにかく、寒い寒い虚しい寂しいって縮んで、春になって暖かくなると花や虫が湧くように、緊張が解けた人が湧いて出るのかな。 上記の心理状態と、タイトルの「カッとなる」は少しニュアンスが違うでしょうか。まぁ季節関係なくカッとなるよね。人間ですから。

          「カッとなりやすいです。どうしたらいいですか?」という質問について

          お金の話。「お金という血の通わないツールをブチ込んで街を元気にしたり、働く際のモチベーション高めても虚しいだけやん!!」に対する友人の反論「お金を使わないと通う血も通わない」撃沈。

          お金の話。「お金という血の通わないツールをブチ込んで街を元気にしたり、働く際のモチベーション高めても虚しいだけやん!!」に対する友人の反論「お金を使わないと通う血も通わない」撃沈。

          一瞬の凹みになれ

          実家に帰省し、これから友人とご飯に行く日のこと。 用意を済ましてから家でテレビを観ていた時、私はある物を見つけました。 「暖房機めっちゃ凹んでない?」 テレビの前に置いていた暖房機が1箇所だけ凹んでいる。 しかも角ではなく、フロントのど真ん中。 ボタンが並んである箇所の真下に、確かにデカいサイズが凹んでいたんです。 ちょうど暖房機と同じ色をした車でも、こんなデカい凹みはないよってぐらいに凹んでいる。 そんなにキレッキレの血は流れていない我が家に、何か事件でも発生

          一瞬の凹みになれ

          小説に逃げずに、たまには近況を

          びっくりした。 今日、仕事の休憩中、ロッカーを開けたままスマートフォンを開くと、画面上部の通知バーに「ご応募ありがとうございました」の文字が。 ん?と思い、数十秒間は見つめていたと思う。 メールを開くと、宛先の会社名でピンときた。去年、某アプリの契約作家に思い切って募集した時のレスポンスだ!ものすごく期間が空いたので、てっきり書類選考的なステージで落とされたのかばかり思った。 おうおうおうおう…と気持ちを悟られないよう、この後すぐに仕事に戻り、帰宅後、添付された資料を

          小説に逃げずに、たまには近況を

          素数とパンケーキ

           「環境から整えていこう!っていう奴、俺嫌いなんすよね」 唐突にそう言われ、私はコーヒースプーンを置くタイミングがずれてしまった。かちゃん、と音を立て、ソーサーには薄茶色の染みができている。 「はい?」 「いやーなんかもう、抱えてる後輩の一人がもう最悪でー」 昼下がりの喫茶店。ここのお店では、コーヒーしか飲んだことがないけれど、メニューのご飯も美味しいと聞き、それを口実に後輩くんといっしょにランチに来た次第。 後輩「くん」って、オバさん社員かお局様が言いそうなフレー

          素数とパンケーキ

          土台が決まんない話

          最近、急にブランドのスニーカーを揃えたくなった。 前は「スニーカーなんていつでも履けるわい!」てな感覚で、ヒール靴とかいっちょまえに履いてて、でも毎日履いてると足痛いからバレエシューズに逃げたりして、あえてスニーカーは選んでなかったんです。 でもある日突然、私の中のスニーカー熱が、ボン!と爆発してしまったんです。なんなんですかね、恋なんですかね。 しかも、なぜかスニーカー全般じゃなくて、アディダスやコンバースみたいな先が丸いデザインじゃなくて、リーボックやナイキみたいな

          土台が決まんない話

          クリスマスの夜に

          クリスマスなんて嫌いだ。 イブも含めてなんで2日もあるんだ。 「俺はクリスチャンじゃないので、クリスマスは関係ないっすね」と言ってたバイト君は、すでにタイニーな彼女がいる。クリスマスを楽しみにしてることが周囲にバレたら、一気に孤立する気がする。クリスマスなのに、必要以上に浮かれてはいけない。通夜のように、厳かに過ごさないとならない。 というのが、私のクリスマスのイメージ。クリスマスは勿論、イブも合わせて仕事なんですけどね。しかも遅番。帰りが恋人たちでごった返しそうな時間

          クリスマスの夜に

          ロマンスの髪様

          髪が長い人が、ある日、ボブヘア(おかっぱ)にイメチェンすると、ちょっと男性からチヤホヤされますよね。 職場で何度も見ているのですが、スタッフの女の子が、普段は一つ結びだったんですけど、それがある日、髪をばっさり切ってボブになってるんです。まあ、男女問わず、注目されますわな。大胆なイメチェンだし。分かりやすいし。ガラッと印象変わるし。 男性って、髪型の微妙な変化に気づいてはいるけれど、それを口にしたりするのって苦手みたいです。本当に合ってるのかな?っていう心理が働くみたいで

          ロマンスの髪様

          久しぶりに図書館で本を借り、喫茶店で読みふけりました。休日になると、どこか行かなきゃみたいな強迫観念があって、無理矢理外に出ることもあるのですが、久しぶりにいい外出だったと思います。

          久しぶりに図書館で本を借り、喫茶店で読みふけりました。休日になると、どこか行かなきゃみたいな強迫観念があって、無理矢理外に出ることもあるのですが、久しぶりにいい外出だったと思います。

          昨日(夜中だったので今日なんですけど)、久しぶりに小話をアップしました。書いてみて思ったんですけど、お店で飲むコーヒーって底に飲みカスとか溜まりませんよね。今、家で淹れたコーヒーを飲んで、底見たら気づきました。

          昨日(夜中だったので今日なんですけど)、久しぶりに小話をアップしました。書いてみて思ったんですけど、お店で飲むコーヒーって底に飲みカスとか溜まりませんよね。今、家で淹れたコーヒーを飲んで、底見たら気づきました。

          「お休みの日は転職の準備してるんだ」

          と、梓が急に言い出すので私はコーヒースプーンを受け皿に置くタイミングが少しずれた。そのせいで木製のテーブルに茶色い染みがいくつかできてしまった。 「え、何」 「何ってまりちゃんが聞いてきたんだよー?『仕事以外のオアシスが欲しいー』って」 決して大きくはないが、喋ると口から大量の飴が出てくるんじゃないかってくらい、高く甘い声が店内に響いたので、慌てて周りを見た。 いやぁ、まぁ、そうなんですよねーって。 私の中の「仕事ブーム」がそろそろ下火といいますか。twitterみ

          「お休みの日は転職の準備してるんだ」

          運命を回した人

          上京して一週間、一週間だけ付き合った人がいる。出会い系サイトで。 私のHNは「みお」。ちなみに本名ではない。 彼のHNは「たいち」。ちなみに本名らしい。 「たいち」は研修医で、専門は確か看護師の親戚と同じやつで、なんかマイナー過ぎて覚えてはいない。私は、一部上場のアパレルブランドのショップ店員だ。 住み慣れない都会の、さらに箱詰めされたような小さな住まいで、私は空気になっていた。アパレルってすごく華やかな世界だって言われるけれど、接客業だから厚化粧と笑顔は仮面で、ワンピ

          運命を回した人