偏愛するもの②中田裕二
こんばんわ。
いやいやいやいや、きましたよこれ。とりあえずすべて放置して偏愛シリーズ書きます。僕が偏愛してやまない【中田裕二】というアーティストがとうとうnoteはじめたようです。
ただ好きなんじゃないんですよ、いや勿論好きなんですけど、偏愛なんですよ。ありませんか?そういったなんとも言えない対象が。「いや、好きとかそうい次元じゃねーから。」みたいな。ライフとリンクしちゃってっから、みたいな。
ちょっと紹介させて下さい、まずは。
中田裕二さんは知る人ぞ知る伝説のバンド【椿屋四重奏】のVo&Gu、そして作詞作曲編曲をほぼすべての作品において1人でこなす、という恐ろしい才能の持ち主であらせられます。ちなみに雑誌GuitarMagazineの表紙も飾ったことがあるという才気あふれる傑物でいらっしゃる。
「日本人のロックバンド・日本のロックサウンド・歌謡曲+ロック」これらを強く意識していたのではないかなと個人的には思う。ちなみに彼らは当時そうそうたるインディーズバンドが所属していたレーベル、UKプロジェクトに所属していた。
まずは代表的な楽曲をご紹介させていただきたい。以下YouTubeより⇩
👆ファーストミニアルバムより<舌足らず>。最強のとんがりサウンド&歌詞。この鋭角なサウンドに痺れに痺れ狂喜乱舞。GOGOとか初期の林檎様が好きな人はこれはまると思うんだがどうだろうか。
※余談であるがこれを車の運転中に熱唱していたところ反対車線を運転していた友人に目撃され爆笑されるという恥辱を味わった。
👆ファーストフルアルバムより<成れの果て>。これと空中分解という曲が驚異的なかっこよさ。というかギターがカッコよすぎる。これも狂喜乱舞。YouTubeに原曲のってなかったのが悔やまれる…。是非探し出して聴いてほしい。
👆そしてセカンドフルアルバム「薔薇とダイアモンド」より<手つかずの世界>。歌謡曲ロックという確実に彼らにしかできない個性的なサウンドを獲得した1枚。収録曲の<紫陽花>は日本国民すべての心の琴線に触れるラブソングだと僕は思っている。
👆これが紫陽花。お願いだから聴いてみていただきたい。最近失恋したかたはティッシュペーパーかハンカチかタオルを準備してからお聴き下さい。
👆そしてこれがインディーズ最後のシングル<幻惑>。曲もさることながらCDのジャケットが美しい。尖ってるー。⇩
とまだまだあるんだがキリがないのでやめよう。ちなみに椿屋四重奏は2011年1月11日にベーシストの脱退により突如解散。そこから【中田裕二】のソロワークがはじまる。かつてのサウンドを期待するファンの予想を裏切るファーストアルバムを発表する。
それがこちら⇩
このアダルト感。まあちょっと聴いてみていただきたい。
👆オシャンティーーーーーーー。僕はこれに骨抜きにされた。以後ジャズやR&Bに目覚めて聴く音楽の幅が半端なく広がった。今聴いてもとろける。
ソロになってからの作品には正直言って個人的には良いものも「これってどうなの」・「中田裕二はもう……」みたいに悲観的になってしまったものもあった時期があるのは僕個人としては否めない。
しかしやはり随所で素晴らしい楽曲を世に送り届けておられる。それも彼以外には決して産み出すことのできなかったサウンドであり曲である。
👆これを好きな人は男女問わずエロス的人間である、とあえて言い切ろう。つまりエロである。しかし性欲よりも、ロマンスに夢中な人であろう。
👆そしてこれ。いや、もうほんと聴いていただきたい。こんな曲作れる人ってそうそういないと思う。ただR&Bを踏襲するだけでなくしっかりと彼の音楽的な思想が骨子として歌詞や構成に組み込まれている。
👆そして初のカバーアルバム【song composite】より中森明菜さんの<スローモーション>のカバー。30代後半~50代の既婚男性はこれを今日さりげなく寝室で奥さんに聴こえるように流してみて欲しい。
消えかけたなにかがよみがえり、そしてなにかがはじまるだろう。なかなかに振り切った表現をしたがこのカバーアルバムは本当に本当に本当に最高中の最高。現時点でこれ以上はないカバーアルバムだと言い切れる。
👆そしてこれ。奥さんでも旦那さんでもとにかく何かはじめちゃえばいい。今日ははやくお子さんを別室で寝かしつけましょう。
僕自身がそこそこの変態であるということがこれで露呈してしまったわけだがそれはそれでもう仕方ない。僕だってこうなりたくてなったわけではないがこういう自分を選んだのである。選択肢はなかった気がするが。
※ここについては過去のアドラー心理学についての考察をご覧ください
えー、長すぎ、貼りすぎ、ですね。すみません。。次で最後にします。
中田裕二の最新アルバム【DOUBLE STANDARD】
👆ひと言で終わりにしよう。
「中田裕二の最高傑作」である。
あえてこれはなにもリンク貼りません。意地悪ではないのです。もし聴きたいお気持ちを少しでも抱かれたならご自分でリーチしてみていただきたいのです。
昨今、情報過多の世の中できっと僕らは自分が知りたくもない情報にさらされている。そんな世界にあって自分の望む・欲する・願うものを見定めて情報にリーチしようと自ら手を伸ばすことは尊い行為ではないだろうか。
どなたかお1人でも【中田裕二】に興味を抱いていただければ嬉しいです。
ではまた。よい夜を。色んな意味で。
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