病気が良くなると、新しい自分になる。

こんにちは、井上真希子です。

私は30歳頃に過労でうつ病になり、医師から治ったよと言われたのが7~8年後でした。

治った頃は、「病気になる前より、圧倒的に弱くなった」と自覚していました。20代に比べたら体力は落ちたし、根気がなくなった気がしたり、イヤなことがあるとすぐ体調に出てしまったり。

しかし、そこからまた数年たって、弱くなった訳ではないなと思い始めました。

根気がないと言っても、興味があることは細々と続いているんです。猫を愛でるとか、英語の勉強とか。

すぐ体調を崩すのも、昔はイヤな気持ちを抑圧して無理やり乗り切っていたのが、自分の気持ちに正直になってすぐ自分を守れるように変わったんですね。

そうなんですよ。最近、あるミュージシャンの方も言っていたのですが、病気のひと山を越えて回復すると、元の自分に戻るんじゃないんです。新しい自分になるんです。

その新しい自分をどう受け止めるかは人それぞれだと思います。私の場合は、最初は否定的に受け止めていたけれど、今はこっちの自分になってよかったと思っています。

病気になって初めて、家族でこたつを囲む幸せに気づきました。

他の人には、できるならここまで切羽詰まる前に立ち止まっていただきたいですけれど。今、正に病気でしんどい方は、よくなっていったときに、新しい自分はいますよ、新しい自分はあなたの味方ですよとお伝えしたいです。

今日も読んでくださってありがとうございます。井上真希子でした。

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