恋の話
”春は出会いと別れの季節”
とはよく言ったものだが、私自身これを感じたことはほとんどない。
たぶん学生時代が一番多くこれを感じる機会が多くあると思うけれど、私はあまりクラス替えがないタイプの学生生活を送ってきたし、あったとしても学校が変わる訳じゃないからそこまで思わなかった。
社会人になった今、異動や退職などは季節問わず訪れる。
”出会いと別れはいつも突然だ”
私はどちらかというとこちら側。いつだって彼らは突然なのだ。
なんの前触れもなく喜びや悲しみを運んでくる。
『恋はまるで春のよう。』
24年間生きてきて、それなりに、人並みに、恋をしてきた。たぶん。
人にお話しするような大層な恋はしてきてないけれど、私の中では一つ一つビックイベントだった。
今では全く覚えていない2~3歳くらいの初恋。
小学生の時の好きっていうことが何となくわかり始めた時の両想いの恋。
中学生の時の付き合ったら恥ずかしくなっちゃってよそよそしくなちゃう初々しい恋。
高校生の時の、片思い。初めての大失恋。悲しくて悲しくて、授業中にもかかわらず机に突っ伏して泣いた恋。
大学生の時の焦ってしようとしていた恋。
社会人になって突然訪れた恋。
恋。楽しい思いももちろんあるけど、苦しい思いのほうが多い気がする。その時は、「感情なんてなくなればいいのに。」「どうして神様は人間に感情なんてものを付けたんだろう。」とか病んだ女の子みたいなこと考えていたけど、その、心をずったずたにするくらいの思いをしたから、今も鮮明に思い出せるんだろうな。
傷ついたら傷ついた分だけ、より記憶は鮮明に。
今までは苦しい思いばかりの恋だったけれど、やはり、幸せも運んできてくれるようだ。
今、私は幸せだから。
世界はコロナでとっても忙しい。悲しい、やりきれないニュースもたくさんある。
このコロナの状況を私の恋と一緒にするなんて甚だおかしい話だが、
春は出会いと別れ、喜びと悲しみ。
だとしたら新しい出会いや喜び溢れる日が必ず来る。そう信じて。
インスタグラムで恋について書いてほしいというお声をいただいていたので書いてみました。恋の話してたらいろんな方向に話がいってしまいました。
また書きます。
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