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【ADHD】仕事に行けた日と行けなかった日

3月に入ってからも何度か体調を崩して仕事を休みがちになりました。

理由は色々あって、その日によって違います。

仕事にいかなければならないことは分かっていても体が動かないことが何度もあり、苦しかったです。

休みながらも色々自分なりに考えたり人に相談したりして、自分だけで考え込んでうつ状態が酷くならないように工夫しています。

また、薬の種類を増やすことになり、副作用も出ました。

自分用に頭の中の状況を整理しながら書いていこうと思います。
同じような状況の方の何かに役立てたら嬉しいです。

仕事に行けない要因

お風呂に入れない

うつ状態が酷いとお風呂に入ったり歯を磨いたりが本当にできなくなります。

お風呂に入れなければ身だしなみが整わないので仕事はおろか買い物に
出かけることもさすがに抵抗あります。

でもそのための準備やお風呂での工程の多さ、寒さなどを考えるともう動けないのです。

いっそ何もしたくない、家から出たくないと思うようになります。

そんな私がお風呂に入れないときにやることがいくつかあります。長年の経験(?)から編みだした方法で、やってみると以外と入れたりすることが分かってきました(私調べ)。

それが以下の行動です。

  • 何時間かかってもいいと自分を許す

  • 入浴剤を入れる

  • 白湯を飲んでから入る(特に冬)

  • お風呂場に飲み物やお菓子を持ち込む(記念にパーティーしちゃう)

  • 見たい動画を決めて楽しみにする(JO1とかお笑いとか)

  • 寒いときは追い炊き機能を使う

  • 寒いときはゆっくり息を吐く

  • 全部丁寧に洗わない(ミラブルの洗浄力に頼る)

  • 髪の毛が早く乾くように頭にタオルを巻く(髪の毛のためのタオルおすすめ)

  • スキンケアは1回塗って終わり(オールインワン探し中)  などなど…

うつ状態でお風呂に入れない時は無理をしないのが1番ですが、もし少しでも入りたいという気持ちが持てるようになったら、上記のどれかできそうなものからトライしていきましょう✊

人と会うのが怖い

うつ状態の時ってなんか人が怖くなります。

職場の人がみんな敵に見えたりします。

そんなことなくて話せばすぐ分かるのですが、仕事に行く前にそんなことを考え出したら止まりません。

私は、お風呂をやっとクリアして職場にたどり着いても、ドアを開けた瞬間に気分がガクンと音を立て下がります。

「また遅れて出勤しただらしない人だ」
「仕事を全然やってない、立ってるだけで何もしてない」
「遅れてきたくせに挽回できてない」
「できるくせにやらない」
などと思われるのではないかと、根拠のないことを考えすぎて疲れてしまいます。

実際には、他の人からするとそんなことないように見えても、自分で自分をそういうふうに見てしまっているので、周りの目を気にして出勤ができない、怖くてコミュニケーションが取れないということが起きてしまうのだと思います。

私の職場は放デイなので施設内が構造化されていて、仕切りがたくさんあり、子どもたちがクールダウンしたり集中したりしやすい環境が整っているので、周りに人がいない環境で仕事をしたり、ぼーっとしたり、休憩時間に周りを気にせず伏せて寝たりもできます。

転職先にもそういう場所があったら良いです。

本当に人と合うのが怖いときには、誰もいないところ(トイレ、車の中)で過ごすようにしています。

無理に出て行くと、負のオーラが伝わって気を使わせてしまったり、不快な気持ちにさせてしまったりするからです。

相手にもよりますが、意外と人に話しかけられるのは大丈夫だったりします。

イヤミを言ったり落ち込んでいる人に配慮できない人とは距離を置いて、自分の状況を肯定してくれるような人に話してみると少し荷が下りると思いますよ。

朝起きれない

朝起きた瞬間にその日仕事に行けるかどうか何となく分かります。

起きた時間にもよりますが、早めに起きてもダメなときはダメですし、遅くても何とか間に合うように準備をして出勤できる時もあります。

ただ、朝にお風呂に入ることが多いので、遅めに起きたときは高確率で仕事に遅刻します。

夜のうちにお風呂に入ることができればベストですが、お風呂自体が重労働なので、仕事が終わった後に重労働するほど体力と気力が余っていないことが言い訳です。

夜にお風呂に入った方が睡眠の質が上がるということはよく耳にしますが、そんなことよりやりたくない、面倒くさいという気持ちが勝って、ADHD得意の後回し作戦となるわけです。

起きる時間は3年前に比べるとかなり早くなりましたし、大体6~7時に固定化してきたと思いますが、19時にロゼレムを飲んでいるからか、これ以上起床時間が早くなることはなさそうです。

また、前日の疲労感によって起きる時間が前後します。

疲れている時は二度寝してトータル9時間くらい寝ているときもありますが、教員時代のように昼過ぎまで寝だめしなくてもよくなりました。

眠くなったら寝るのが良いのかなと思います。

眠くないのに寝ようとすると、眠れないことがストレスになってむずむずして落ち着かなくなります。

眠気は自然と来るので、眠くなるまでの過ごし方を見つけて良質な睡眠を取れるようにしたいです。

人に会いたくない

人と会うのが怖いというのとはまた別で、苦手な人と会いたくないというのが出勤を邪魔するときがあります。

おじいちゃん上司、タメ口きいてくる生意気な年上後輩、社会人としてのマナーが何も分かっていないアルバイト、みーんな苦手です。

なぜそういう言い方しかできないのか、なぜ先輩に最低限の敬意が払えないのか、なぜこの人は採用されたのか、なーんにも分かりません。

イライラするということは自分が無意識のうちにクセのようにできている「得意なこと」だからイライラするのだと八木仁平さんの本で読んだことがあります。
自分の得意なことが分かったと思えばラッキーなのですが、うつ状態ではそんな前向きなこと考えられるわけがありません。

周りの人は気にしてなくて「そんなこと思ってないよ」と言いますが、私は気になるので。

でも、人のことは直せないし変えられないので、自分が気にしないようにするしかありません。許すしかないのです。難しすぎます。

元気なときは上司に言い訳する体力もあるし、タメ口きかれても「うんうん~」とこちらからもフレンドリーにからんだり、バイトの子の失礼な言い方にも(幼いからしょうがないな~まったく~)と流したりできると思いますが、できないときは無理しないでとにかく離れるようにしています。

自分を守るのが一番です。

薬の副作用

最近新たにインチュニブというADHDの薬を飲みはじめました。

衝動性や多動性だけでなく、先生曰く気分の波にも作用するようなのですが、とにかく最初のうちの副作用が結構強く出ました。

飲んだ次の日から目が半分くらいしか開いてない感じで、日中の眠気が強かったです。
また。元々「起立性低血圧」と診断されているので、血圧が下がりやすく、めまいや立ちくらみがよく起きました。

何とか車を運転して出勤していますが、子ども立ちの送迎業務からは外してもらって、眠気が強いときは上司に許可を取って車で寝た日もありました。

気分はそこまで下がってないのにシンプルに体調が悪かったです。

仕事を休むときには「体調が優れないので休みます」としか伝えてないので、「頭が痛いんだな」と勝手に思われているんだと思ってますが、上記の理由以外にシンプルに体調悪いときももちろんあります。

仕事に行けるようにするには

本当に日によって症状が変わるので、今日はこれ、明日はこれ、良くなったかと思えば倍返し。

自分の中で色んな人格の色んなタイプの人を飼ってる感覚になります。
めっちゃ疲れます。

そんなふうに色んな人を操りながら機嫌を取って仕事に向かえるように準備をすることが重要です。

今後自分で気をつけていきたい行動についてまとめます。

朝起きられたからOKにする

基本、絶望と共に起床します。

でも、夜寝ている間に何事もなく、朝無事に起きられたことがすごいのではないかと考えるようにします。

今日も7時までに起きることができた。
それで十分。

今日これからどんなことが起きても、自分にとって大事でスペシャルな一日。
どんな日にするかは自分の選択と意識次第。
良いことに目を向ければ良いことがたくさんある日になると思う。

「起床=幸せ」と思える日が来ると良いなと思います。

お風呂に入ろうと思えたら成功

「お風呂に入らなきゃ」と考えたことがすごい。

でも、入らなくてもいいよ、って言われたら、ちょっと楽になります。

不思議なことに、「入らなくても怒られない、でも入れたらすごいよな…」と考えたりします。

突然ですが、私は「珍しいね」と言われるのが嫌いです。

「いつもできてないね」と同意義だと思うからです。

頑張って入ろうとしているのに「珍しいね」と言われると一気にやる気無くなります。ほっといてくれ。

自分で自分を認めて、「今日できそう」→「今日もできたね」って言えたら良いなと思います。

考えるより先に動く

仕事に行くか行かないか判断する前に、顔を洗って歯を磨いて、着替えて化粧して髪をセットするという一連の流れを始めてしまうのです。これ結構いいと思います。

とりあえず動いてみると、気持ちもいつの間にかつられて準備もできて出勤できるようになります。

前提として、出かける準備を何も考えないでできるようにルーティン化しておくことが大事です。

毎日のことなのでルーティン化しておくことで楽に準備ができるようになります。

まず動く。

無理に人と話さなくてもいい

あいさつと返事だけできていれば十分です。

あいさつと返事ができれば職場には居れるかなと思います。

自分から話しかけられなくても、必要な時には向こうから話しかけてくるし、話したくない人は話しかけてこないので、最低限のコミュニケーションだけで済みます。

何か困ったときには話せそうな人にこっそり話してみると、相手にも状況が伝わり、話せそうだなとか、話しかけるのが難しかったんだなっていうのが伝わるんじゃないかなと思います。

嫌な人に聞かなきゃいけない時には付箋などを使って伝えるのもありだと思います。

調子が良くないことは伝えられると思いますが、それでも嫌なことを言ってきたり嫌なことをされたりするようであれば、自分は何も悪くないのでそっっと距離を取るようにしましょう。

何かあったときにいつでも相談できる人を作っておくことは大事です。

病気や障害のことは伝えておくべき

入社時や面接時に伝えると、長く働いてもらえないのではという印象を与えてしまうので、ある程度仕事を覚えてから、タイミングを見計らって伝えられそうな人に伝えてみましょう。

隠すことで我慢することもあると思いますが、伝えることですべて分かってもらえなくても自分が楽になるなら伝えたほうが良いと思います。

伝えられそうな人がいない場合は、診断書を書いてもらったり病院の社会福祉士等を通じて会社や上司に相談してみるというのもありです。

障害についてだけではなく自分の症状や特性について、どのような配慮が必要なのか合わせて伝えられたら最高だなと思います。難しいですが。

調子が悪そうなときや自分から話しかけられなそうなときに向こうから話しかけてくれたりすることもあるので、理解者は多い方がいいです。

それでも会社に理解されなくて苦しい時には転職も視野に入れてみましょう。

自分に合った職場はきっとあるはずです。

私も今は自分が働きやすい、通いやすい、楽しくわくわくしながら働けそうな会社を求めて転職活動しています。

発達障害者の転職についても、転職活動が終わったら記事にまとめたいと思います。

最後に

上記のことが分かっていてもできないときがあるのが苦しいです。

でも、できたことに少しずつ目を向けていけるようになりたいと思います。

人から認められるよりも自分で自分を認めてあげた方が簡単で早いです。

難しいですが、自己肯定感は上げられるらしいので、それを信じて毎日を生きていきたいと思います。

最後まで読んでくださりありがとうございます。

共感できたところも、違和感を感じた部分もあるかと思いますが、自分に合ったやり方でいいので、皆さんが毎日を安らかに生きることができますよう祈っています。

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