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「社会保険労務士試験」を科学する(その7)

「社会保険労務士試験」について、独自の分析、雑感を言語化します。
今回は第7弾です。

【前回】

「意識」「知識(理解)」「行動」の3軸で状態を診る

「社労士試験勉強はどのように進めていけばいいですか?」
受験生のこの問いに対し、相談を受けた大方は個別具体的な方法や知識を授けます。資格試験もスポーツも技術を教えたがる人が多すぎると感じます。

私は本業で法務・コンプライアンス業務を担当した際、「法令遵守等体制はヒトの『意識』『知識(理解)』『行動』の3軸で捉え、施策を考える」ことを学びました。

この考え方は、資格試験でも当てはまると私は思います。
「意識」「知識(理解)」「行動」について、バランスよくスパイラルアップすることが重要といえますが、予備校や講師、合格者の指導・助言はいかがでしょうか?

私自身のポリシーとしては、「知識(理解)」はプロ講師に委ね、それ以外の「意識」「行動」面で着目される方が圧倒的に少ないことに鑑み、主に意識・行動面でnoteを書いています。

社労士試験勉強=「学術系 マラソン練習」

「社労士試験勉強はどのように進めていけばいいですか?」

受験生の仕事・家庭生活の状況が各々異なりますので、私は個別具体的なことは言わないようにしています。
その代わりに、私の体験談をもとに身近なことに喩えて伝えるようにしています。

社労士試験勉強はひと言でいうと「マラソン練習の学術版」です。

  • 社労士試験時間が合計4時間50分と長い。

  • 本番では体力温存がカギ、持久力や勝負どころを見極める冷静さが重要。

  • 練習では指導者や仲間と協働することもできるが、本番は自分だけが頼り。

  • 本番でパフォーマンスを発揮できるよう、入念な調整が必要。

  • 練習でできないことは本番でもできない。だから本番以上の量の練習を積み重ねることがカギ。

  • 練習を1日休むと、勘が戻るまで数日要する。

なので、皆さんがマラソン大会で結果を出すために日頃から行うべきこと、意識すべきことを考え、書き出してください。
そうすれば社労士試験勉強において「意識」「行動」面でとるべき行動が明らかになります。

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