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NO MUSIC, NO LIFE!!

唐突にタワーレコードさんの名コピーを「!!」つきでタイトルにさせていただきましたが、今回は音楽の話を少々。
 
以前、「昔の趣味復活・・・実はオーディオ オタク」で真空管アンプの話をしましたが、まぁ、音楽が先かオーディオが先かは分かりませんが、亡くなった父が大の音楽好きで、物心ついたころから家には「ステレオ」があって音楽が鳴っていたこともあって、私は音楽の無い空間に居ることが気色悪いのです。

当時の「ステレオ」はこんな感じ。
この写真はうちにあったものではなく当社のテクニクスのステレオ第1号「SC-1600」

父は主にはクラシックを好んでいましたが、小学校高学年になるとラジオを買ってもらって色んな音楽を聴く機会が得られ、中学校の頃はJohn Denver(ジョン・デンバー)さんの”Take Me Home, Country Roads”に感動し、その曲をカバーしたOlivia Newton John(オリビア・ニュートン=ジョン)の大ファンでした。

大学の頃、1980年代は洋楽ブームで、ミュージシャンはミュージックビデオで楽曲のプロモーションをやるようになり、当時深夜に3時間くらい(?)ミュージックビデオばかり流す番組だったSony Music TVをVHSビデオに録画してそれをBGVにしていたこともあります。その頃にレコードを買ってよく聴いたのはDaryl Hall & John Oates(ダリル・ホール&ジョン・オーツ), Lionel Richie(ライオネル・リッチー), Duran Duran(デュラン・デュラン), Michael Jackson(マイケル・ジャクソン), David Bowie(デヴィッド・ボウイ)などなど。

そんな変遷を経て、今、私のiPhoneには4,300曲の楽曲が入っています。昔と違って、iPod以来、小さいポータブル機器に好きな曲をありったけ詰め込んで、いつでもその時にあった音楽を、時には音楽に集中したり、時にはBGMとして聴いたりと、素晴らしいイノベーションには敬服と感謝あるのみです。

ただ、私の場合、音楽そのものを集中して楽しむ時はiPhoneではありません。Jazzやクラシックのハイレゾ音源(*1)や可逆圧縮音源(*2)をネットワークサーバーに入れてあって、それをリビングのテクニクスのGrand Class G700🔗/G90🔗、書斎の真空管アンプ🔗やテクニクスのPremium Class C700🔗で聴いています。

*1 音楽CDに収録できる周波数の上限は22.05KHzですが、ハイレゾ音源ではその2倍や4倍の人の耳では聞こえないとされる周波数まで収録されています。
*2 デジタルオーディオプレーヤでよく使われるMP3やAACのフォーマットは音楽データのサイズを圧縮するために人間の耳に聞こえにくい成分を切り捨てていますが、切り捨てずに圧縮されているのが可逆圧縮音源です。

リビングに設置している、テクニクス Grand Class G700/G90
書斎にある真空管アンプと、テクニクス Premium Class C700

この時に聴くのはJazzなら女性ボーカルのJane Monheit(ジェーン・モンハイト)やDiana Krall(ダイアナ・クラール)、サックスのJohn Coltrane(ジョン・コルトレーン)、クラシックならHilary Hahn(ヒラリー・ハーン)のバイオリンや、Alice Sara Ottt(アリス=紗良・オット)さんのピアノ。

Alice Sara Ottさんの演奏は、その躍動感が独特で、何のきっかけで知ったかは記憶していないのですがデビュー当初から注目していたアーティストです。彼女にはテクニクスブランドを復活した2016年から2年間、テクニクスのブランドアンバサダーも務めていただいたこともあって、大変に思い出深いアーティストさんでもあります。当時サインをしていただいたCDやコンサートのパンフレットは大切な宝物です。

一方、iPhoneに入っている4,300曲の音楽は、実に色んなシーンで使っています。
 
今、この原稿は海外出張に行くフライトの中で書いていますが、こういう時に聴くのはSimon Rattle(サイモン・ラトル)指揮、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のベートーヴェンの交響曲全集。いろいろ試しましたが、私の場合、頭をすっきりさせてくれるのはこれが一番。ただし、第5番「運命」の第1楽章の「ジャジャジャジャーン」というのは却って気が散るのでスキップ。

Zwift🔗でのワークアウト時は、150bpm(beats per minute、1分150拍)前後のアップテンポの洋楽を集めたプレイリスト。特に平日の朝はケイデンス(ペダルを回す回転数)を1分75~80回転の緩い有酸素運動に徹するのでその2倍のテンポの楽曲に合わせてペダルを回す感じです。

一方、週に1回は、外で(ロードバイクではなく、脚で走る)インターバル走をやるようにしています。この時に使うのがOK Go(オーケー・ゴー)の”Master the Treadmill with OK Go”。これは、コーチがダッシュするタイミングを言ってくれる優れもの。30分のトレーニングですが、最後の30秒ダッシュでは心拍数を160以上に上げることができる、心肺トレーニングにぴったりの優れモノです。

その他、片付けや掃除、クルマの洗車をする時は、女性ボーカルが好きなものですから、Jane Monheit(ジェーン・モンハイト)のみならず、J-Popでは倉木麻衣さんや、K-Popでは少女時代の태연(テヨン)さんの楽曲のプレイリストも作ってあります。いずれも「歌姫」と呼ばれる方々で心地よくいつまでも聴いていられるので、リラックスしながら色んなことができます。

また、昔から「こんな風に喋れたらいいなぁ」と憧れているのが、亡き三代目桂米朝師匠。米朝師匠のとても上品な大阪弁は私の目指すところでありまして、師匠の落語も当然iPhoneの中に入っています。

考えてみれば、私の場合、音楽も単純に「聴く」のではなく、シチュエーションによって「効果的に使わせていただいている」のだなと思います。
 
何の参考にもならないかもしれませんが、今日はこの辺で。


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