ポリファーマシー~薬、何種類飲んでいますか?~
田舎の薬局薬剤師、楠木です💊
連続投稿18日目の今回は、ポリファーマシーについてのnoteです。
ポリファーマシー、という言葉を聞いたことはありますか?
これは、加齢とともに慢性疾患が多くなって、服用する薬も多くなることで、薬の相互作用の問題や飲み間違い・飲み忘れが起き、有害事象につながる状態のことを指しています。
高齢になると受診する病院が増えるため、別の病院から同じ薬・似た薬が処方されてしまう可能性も多くなります。2~3種類くらいの薬であれば自身で服用中の薬も把握できるとは思いますが、それ以上増えてくるとなかなか厳しいものがあると思います。
そこで効果を発揮するのがお薬手帳なんですね!!
少々わざとらしかったかもしれません。笑
ただ、それくらいお薬手帳の有用性は高いと個人的には思っています。
今自分が服用している薬を1冊の手帳にまとめて記載して一元管理する。ただそれだけのことなのですが、相互作用がないかチェックできたり、同じ薬・似た薬がないかチェックできたりします。
これは薬局だけではなく病院でも同じことなので、病院を受診した際もお薬手帳を持参すると、処方自体を未然に防げるので効率的ですね。
ただ、たまに見かけるのが、受診する病院ごと、調剤してもらう薬局ごとにお薬手帳を分けている患者さんです。毎回持っている手帳すべてを提示してもらえるのであれば問題はないと思いますが、1冊だけしか提示がないとお薬手帳の意味がほとんどなくなってしまいます。
(病院ごと、薬局ごとに分けると綺麗に整理できるので気持ちはわかりますが…)
お薬手帳を持参すれば会計が安くなるケースもありますし、お薬手帳をうまく活用して、ポリファーマシーの状態を避けるよう心がけていきたいですね。
楠木🌳
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