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【アレルギー・便秘・下痢も良いわけないよね!?腸と整腸剤の話】


戦後、日本人の食の欧米化によって腸内環境は今までとガラリと変わってしまいました。

日本人が昔から食べていた「和食」は低脂肪・高食物繊維でしたが、忙しい現代人は、レトルト食品、インスタント食品、コンビニ食など、手軽で便利な食べ物を利用するようになり、食の欧米化に加え食生活が大きく変化しました。

野菜の摂取量は,60年前食物繊維として一日30g摂取していたころに比べ、現代人は、1日15g程度しか摂取できていません。

野菜は1日350g摂取目標と言われていますが、全世代で不足している傾向にあります。

学校給食で毎日出されている牛乳は、栄養価が高いとされ、大正9年東京麹町小学校が始まりとされていますが第二次世界大戦が始まり中断。

戦後昭和22年から脱脂粉乳とおかずの給食が週2~3回、本格的に完全給食となったのは、昭和27年のことです。

以来、学校で給食に牛乳が出るというのは、「健康に良い」と私たちにとって当たり前のようですが、牛乳は仔牛の為の乳なので、実は人間の腸からは吸収されにくく、カラダに合わないヒトも少なくありません。

確かに牛乳の栄養価は高いですが、お腹がゴロゴロしたりする方は、無理して飲まないようにしましょう。

人間の生まれたての赤ちゃんにいきなり生乳をのませると死ぬこともありますので、乳児用のミルクがないからといって新生児に牛乳を飲ませたりしないようにしましょうね。

加えて、忙しい毎日にストレスや不摂生により交感神経が高まった状態が続いた結果、腸管蠕動運動(ちょうかんぜんどううんどう)が低下して悪玉菌が増えやすい状況になりつつあります。

笑う事でも副交感神経が劇的に興奮して免疫力が高まることがわかっていますので、腸内環境を整えるためには、サプリメントや食べ物だけでなく、きちんとした睡眠や、リフレッシュなどもとても大切です。

それでは、ざっくり腸の構造を説明しますね♪

【腸の構造】

腸 名前

十二指腸 → 本格的な消化吸収がここからスタート!
小腸 → 食べたものを消化して栄養素を吸収
大腸 → 水分を吸収して固形のうんこをつくる
S状結腸 → 作られたうんこを溜めておく
直腸 → うんこがここに来るとトイレに行きたくなる

超簡単にざっくり説明するとこんな感じですが、回腸(小腸の後ろ6割)の前半部分には酸素があるが、後半部は酸素が少なくなり大腸まで行くと無酸素になります。

腸は『第二の脳』とも言わる位、脳の次に神経細胞が多い臓器であり、様々な事を脳に頼らずに独自判断しています。

全ての臓器は、腸から派生して生まれたと言われています。ヒトデやイソギンチャクが良い例です。腸って面白いですよね♪

【腸の中に棲む腸内細菌】

腸内には、約100種類~3000種類の細菌が100兆個~1000兆個以上もいて総重量は、1.5kg~2kgと大きい水のペットボトルほどもあります。

腸内細菌は、腸の中でバラバラに活動しているのではなく、それぞれの細菌が固まって村のような集合体で活動しています。

難しい言葉でいうと腸内細菌叢(ちょうないさいきんそう)と言い、聞き覚えのある言葉だと「腸内フローラ」と言います。

腸内では、最近のグループ同士の陣取り合戦が日々行われています。ストレスや暴飲暴食、インスタントやコンビニ、外食、肉食が続くと便秘や下痢になり、善玉菌が弱ってしまいます。

【腸内細菌がいないと何か問題があるの?】

                   無菌マウス       通常のマウス
小腸            小さくなる            普通
小腸絨毛      細くなる              普通
盲腸             肥大する              普通
食事量             小食                  普通
寿命                短い                   普通


マウスでの実験では以上のようになっています。

【腸内細菌生息部位】

腸内細菌の生息部位


腸内細菌にはそれぞれ住みやすい環境と住めない環境が存在する。具体的には酸素の有無です。

偏性好気性菌(へんせいこうきせいきん)→酸素がある方が良い菌。酸素がない大腸では生きていけない。
 通性嫌気性菌(つうせいけんきせいきん)→酸素が少ない方が良い菌。小腸下部~大腸上部が最適。
 偏性嫌気性菌(へんせいけんきせいきん)→酸素が毒となる菌。酸素がない大腸下部で生息。

【腸内細菌の種類って!?】

腸内細菌は一般的に善玉菌・悪玉菌・日和見菌という3つのグループにわけられています。

「善玉菌」

代謝物が消化・吸収機能に役立ち、人体に良い影響を与える細菌。

 ビフィズス菌
 納豆菌
 酪酸菌
 フェーカリス菌
 アシドフィルス菌など

善玉菌のグループラクトバチルス属ファーミキューテス門は、乳酸菌のうち最も多い約180種類以上が存在するグループ。

カゼイ菌、ガセリ菌、ブルガリア菌などの種があり、種から更にシロタ株やL-92株などの「菌株」に分類され、菌株によって整腸の機能は変化する。

「悪玉菌」

便秘や下痢を招いたり、代謝によって有害な毒素を作ったりする。人体に悪影響を及ぼす細菌。

 大腸菌
 黄色ブドウ球菌
 ボツリヌス菌
 ウェルシュ菌
 アリアケ菌
 サルモネラ菌
 ヘリコバクター
 フソバクテリウム・ヌクレアタムなど

悪玉菌と聞くと、有害な物だけを想像してしまいますが、例えば悪玉菌で有名な「大腸菌」は、ほとんどが無害でヒトにとって必要なビタミンを作る重要な働きをしている菌から「病原性大腸菌」と呼ばれる強い病原性を持つものまであります。

また、いつもは無害な大腸菌でも、血液や尿路系に侵入すると、敗血症などの病原体になる事もあります。

人にとって良い働きもすることがあるので、一概に悪のグループに入れるのは少しかわいそうな気もしますね^^;

「日和見菌」

腸内細菌の中で最も多いグループ。善玉・悪玉のうち数的に優位な方に加勢するので、悪玉が多いと悪玉の味方になります(笑)

 ブドウ球菌
 ユーバクテリウム
 レンサ球菌
 バクテロイデス
 バクテロイデス・プレビウムなど

腸内細菌は、宿主であるヒトと共生関係にあり、食物から得る栄養素をエサに発酵することで増殖します。

また、さまざまな代謝物を生成することで人体の機能に大きな影響を与えています。

腸壁の粘膜にびっしりと生息している為、まるでお花畑のように見えることから「腸内フローラ(腸内細菌叢)」と呼ばれています。

【善玉菌・悪玉菌・日和見菌の黄金バランスとは!?】

理想的な腸内細菌のバランスは、善玉菌2:悪玉菌1:日和見菌7です。

悪玉菌の割合が増えると、最大の派閥の日和見菌が悪玉菌に加勢するので要注意!

【腸内フローラが乱れる要因とは!?】

不摂生

抗生物質などの腸内細菌を殺してしまう薬の他にも、以下のようなことも腸内フローラが乱れる原因になります。

 暴飲暴食
 睡眠不足
 運動不足
 ストレス
 喫煙など


【腸内細菌は日本人の長生きに関係している!?】

日本人の平均寿命は、厚生労働省の「平成29年簡易生命表」によると、男性81.09歳、女性87.26歳と世界でもトップクラスです。

日本は、先進国の中でも肥満が少ないとされており、ある研究グループが、日本人を含む12カ国の腸内細菌叢(腸内フローラ)を調査したところ、健康&長寿大国の日本人の腸内細菌には4つの特徴があると報告しています。

「1. 炭水化物の代謝機能が高い」

炭水化物やアミノ酸代謝の機能が豊富で、より多くの短鎖脂肪酸(酢や酪酸)、二酸化炭素、水素を生成できます。

短鎖脂肪酸は、カラダにさまざま有用な効能をもたらす栄養素の一つで水素は、疲労回復に役立つ抗酸化作用をサポートします。

「2. ビフィズス菌が多く、古細菌が少ない」

ビフィズス菌は、腸内環境を整えたり、アレルギー症状を緩和させたりする善玉菌の代表格で、これが多いということは、腸内を健全に保ちやすい状態とも言えます。

一方古細菌が少ないのは、エネルギー代謝やタンパク質の合成に関わる機能が低くなる傾向に。

「3. 水素を酢酸生成に消費することが多い」

炭水化物の代謝で生成される水素は日本人の場合、酢酸の生成に消費される傾向
にある。

他国の場合は、メタン生成などに消費されることが多く、他国に比べカラダに役立つ方に消費されていると考えられています。

「4. わかめや海苔などの海藻を分解する酵素が多い」

わかめや海苔などの海藻を分解する酵素を日本人の約90%が保有しているのに対し、他の11カ国は、最大15%に止まるという結果になりました。

海藻の栄養素を効率よく吸収する能力は、日本人の腸内細菌が持つ特殊能力と考えられています。

【抗生物質で腸内細菌は死ぬ!?】

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抗生物質は一昔前までは、風邪で受診するとガンガン出されていましたが、薬剤耐性やそもそも風邪はウイルスなので、抗生物質は効かないという考えもあり、現在は化膿した場合や性病などで慎重に出されるようになりました。

抗生物質は、腸内の善玉菌まで殺してしまう為、悪玉菌が増えやすくなります。(菌交代)

その為、病院では、必ずといっていいほど抗生物質には整腸剤がセットで出されていますが、この整腸剤は、薬剤耐性を持った善玉菌を使っています。

したがって、病院でくれたビオフェルミンR(処方薬:耐性菌)と同じ効果を期待して、抗生物質と市販のビオフェルミンS(市販:非耐性菌)を併用すると、効果が激減します。

もし、市販で飲むのなら「ビオスリーH」がよいですよ♪

【加齢と共に減っちゃう!?善玉菌を減らさない為には?】

60歳を過ぎた頃から腸内細菌の組成に大きな変化が訪れ、善玉菌が徐々に減り始め、悪玉菌が増え始めます。

しかも、ウェルッシュ菌や黄色ブドウ球菌といった病原性の強い細菌が増え始めます。

老化のシステムの一環なのかもしれませんが、まだ何故このような変化が起こるのかは解明されていません。

一つ言えることは、腸内環境は加齢と共に悪化するのはさまざまな研究により確かなことです。

善玉菌増やす為には、食事から善玉菌を補充し、下から悪玉菌をしっかり出してあげるように心がけることが大切です。

1. 善玉菌を毎日しっかり摂取する
2. 野菜などから食物繊維を摂ろう
3. 睡眠や休養を摂ろう

この3つは善玉菌を減らさない為に最低頑張りたいことです。


【善玉菌を増やす為に発酵食品を食べよう!】

発酵食品


発酵食品は善玉菌の摂取だけでなく、善玉菌がある程度その食材のタンパク質を分解してくれているため非常に消化吸収が良く、悪玉菌のエサになりにくいという特徴を持っています。

 納豆
 漬物
 ヨーグルト
 チーズ
 鰹節など

お肉を食べる時は、発酵食品を一緒に食べることでお肉の消化が良くなりますので意識して摂取したいですね♪

【腸内に有害物質が増えるとどうなるの!?】

有害物質 腸

【腸管免疫って何!?腸内環境と免疫力って何か関係あるの?】

腸管免疫

ヒトの免疫は腸内で6~7割作られているので、腸内環境が悪くて良いことは一つありません。腸で得た情報をもとに粘膜での侵入もブロックします。

花粉症などの免疫異常など、幼少期の偏った食生活やキレイすぎる環境は将来の体質に大きな影響を及ぼします。

菌の情報を獲得できない除菌し過ぎた生活は、必ずしも良いことではないし、牛乳の栄養最高健康伝説も全ての人には当てはまりません。

小さい頃からの生活習慣は、健康な大人になる為の親から子供への最大のプレゼントかもしれません。

物がたくさん溢れて、お金で何でも買える時代になりましたが、腸内環境が悪い人、良いうんこが出ない人が増えているのは、バランスの良い物を食べて良く寝るという当たり前のことが簡単にできなくなっているからではないでしょうか。

【食物アレルギーの原因とは!?】

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食べ物を異物として認識しないのは乳児期に母親から母乳を介して免疫情報をもらうからです。母乳育児が理想なのはこうした理由。

まだ早すぎる離乳は、消化能力が未熟でタンパク質が残ってしまう為あまり急いで離乳しない方が良いのは明らかです。免疫情報が未完成だと食べ物の他にも花粉などにも反応します。

腸管粘膜のエネルギー源のグルタミンは、粘膜の損傷修復に重要な役割を果たしています。

食物アレルギーは、腸管粘膜の透過性亢進(不必要な物質まで通してしまう)によって悪化します。

グルタミンを摂取することで腸管粘液を安定させ、症状軽減につながります。

グルタミンが1番多く含まれているのは小麦のタンパクですが、近年グルテンフリー等が流行っていて避ける人も多くなっていますが、アレルギーや頭痛がない人は、好きなパンやスパゲティーを無理してやめる必要はありません。

2番目に多いのは、肉類の中のゼラチンです。

3番目に多いのは魚介類の中で鰹節です。その他の魚介類は、クロマグロ、たらこなどにも多く含まれています。

手軽にグルタミンを摂りたい方は、トロフィー・アミノバイタル・メダリストなどのアミノ酸が摂取できる栄養補助食品もありますので、うまく利用してみましょう^^

【食物アレルギーになるその他の原因】

ランニング


胃腸の蠕動運動が一時的に低下することにより蕁麻疹やアレルギーが起こることがあります。

特に以下のような時は要注意!

極度の疲労
 腸管粘膜が荒れている→グルタミンを摂るのが一番良い!
 運動誘発アレルギー(食後直ぐの激しい運動)

食後直ぐに運動することで交感神経が優位になり腸の蠕動運動が低下する為未消化物(タンパク質)でアレルギーを起こします。

最悪な場合はアナフィラキシーを起こし、重篤な状態になるので注意しましょう。食事後運動という限られた状況でしか起きないのが特徴です。


【血圧と乳酸菌って何か関係あるの?】

アミールS


乳酸菌は体内で増殖する際に牛乳のタンパク質を分解して「ラクトトリペプチド」を作り出している。

ラクトトリペプチドは体内の血圧上昇ホルモンである「アンジオテンシンⅡ変換酵素」を阻害することから血圧低下作用が注目されています。

乳酸菌を2か月摂取すると血圧が約10%下がったというデータもあります。

【漢方の働きを助ける乳酸菌】

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漢方生薬に含まれる有効成分は、腸内細菌の助けを借りて初めて活性化するものが多い。

有効成分が配糖体という形で含まれる為、善玉菌がいないと効き目が悪くなる。

「善玉菌が必要な代表的な生薬」

センナ・人参・大黄・甘草・杏仁など

さまざまな生薬製剤に配合されている人参は、大腸で人参サポニンとして善玉菌を増やします。

更年期や頻尿のお薬の「ルビーナ」「八味地黄丸」が効かないという方は、腸内環境が悪いことが考えられます。

【脂質と善玉菌の関係】 

ガセリ 内臓脂肪が減少

腸内の善玉菌が正常だと食事から中性脂肪やコレステロールを吸収しにくい形に変化し、分解するので体内への過剰な吸収が抑えられ、結果的に体内脂肪も減少する。


自分なりに健康に気をつけた食生活をしていても便秘や下痢を繰り返す場合は、整腸剤をうまく利用してみると良いでしょう。

しかし、整腸剤といってもいっぱいあり過ぎてどれを飲んだら良いのか分からなくなり
ませんか?

そこで今回は、その辺のドラッグストアで売っている整腸剤を簡単に解説しようと思います。

【整腸剤に含まれる善玉菌ってどんなのがあるの?】


1. 糖化菌(小腸)

●食物繊維を分解して、乳酸菌のエサを作るので乳酸菌の増殖速度が10倍になる。
●食物繊維を分解して腸内にいる酪酸菌やビフィズス菌のエサを作る。

2. 乳酸菌(大腸上部)

●乳酸などの酸性物質を分泌し悪玉菌のぞうしょくを抑えることで酪酸菌の増殖速度を10倍にする。
●腸内フローラを改善する。
●乳酸菌は、通性嫌気性菌と言って酸素がない方が良い菌ではあるが、酸素があっても生きていける。
●大腸下部での酪酸菌やビフィズス菌などの増殖速度を大幅に高める。

ビフィズス菌も乳酸菌の仲間ではあるが、酸素があっても大丈夫な乳酸菌、酸素がダメなのがビフィズス菌というのが大きな違いで、形もカプセルを長くしたような乳酸菌が多いが、ビフィズス菌は、Y字やV字のものが多いです。

3. 酪酸菌(大腸下部)

●乳酸菌とともに腸で増え、大腸のエネルギー源として腸の機能維持に必要な酪酸を産生します。
●非常に生命力が強く、酪酸菌で有名な商品としてミヤリサン(宮入菌)が日本人に合っていると言われています。
●酪酸菌の特徴として大腸下部の酸素がほとんどない環境でしか生きていけない。(偏性嫌気性菌)
●都合の悪い環境下では、芽胞という殻を下部って休眠状態になるだけなので胃酸などには強い菌です。
●酪酸という酸性物質を大量に作り悪玉菌の嫌がる環境を作ってくれる。

4. 納豆菌(糖化菌の一種)

糖化菌は芽胞と呼ばれる丈夫な殻を作ることができる為、酸やアルカリに強く温度にも非常に強いので生きて腸まで届くことができる。

食物繊維を分解できるので分解でできた糖分をエサにする善玉(乳酸)菌の増殖を強力にサポートする。

因みに納豆菌にビフィズス菌を組み合わせると、善玉菌が激増します♪

5. ビフィズス菌

ビフィズス菌は酸素があると生きていけないので大腸下部に生息しており、ヒトの腸内に最も多い善玉菌です。

腸内で炭水化物を分解し乳酸や酢酸を作り、腸内を酸性環境にして悪玉菌の嫌がる状況にします。

人の腸内に最も多い善玉菌ですが、お菓子ばかりでお腹を満たしている人は、ビフィズス菌の比率が5%を下回っている事もあります。

このような女性が出産すると免疫力がしっかりと伝わらないので、アレルギーを持った子供になる可能性が極めて高くなります。

年齢 ビフィズス菌比率
20代 22~25%
30代 18~20%
40代 12~15%
50代 5~8%

【善玉菌は病原性大腸菌O‐157に有効!?】

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酪酸菌は、食中毒予防や改善にもとても良いのですが、空気に触れるところでは生育できないので、食品から酪酸菌を補給することは難しいです。

そんな時は整腸剤を使ってみると良いでしょう。

整腸剤と言ってもたくさんあり過ぎてどれを飲んだら良いか分からなくなりますよね。

そこで有名な市販でも買える整腸剤を解説したいと思います♪

【整腸剤を服用した方が良い人チェック♪】

 野菜嫌い
 肉好き
 軟便の人
 便秘の人
 下痢の人
 うんこ・おならが臭い人
 肌荒れをしている人
 アレルギーがある人
 発酵食品をほとんど食べない人
 ストレスが多い
 独身・単身者

チェックが多い方は、腸内環境が乱れていませんか?腸内環境の悪化は万病の元なので食生活の改善ともに、調子が良くなるまで整腸剤を併用すると良いでしょう。

では!有名どころの市販の整腸剤をご紹介します↓

【ポコポコお腹にガスが溜まる方にオススメ】

『ザ・ガードα3+VSコンクナットミンVSガスピタン』

お腹が弱い方は、服用したことがあるかもしれない有名な整腸薬ザ・ガード!ですが、実はツルハドラグにおいてあるコンクナットミンはザ・ガードと成分がほとんど一緒だけど配合量が多く、安いそっくりさんだって知っていました?

効能効果を比較!

ザ・ガードα3+     コンクナットミン       ガスピタン
   整腸         整腸           整腸
   軟便          軟便         腹部膨満感
   便秘          便秘           軟便
胃部・腹部膨満感         胃部・腹部膨満感 便秘
      消化不良                            消化不良
         もたれ                              もたれ
           胃弱                                 胃弱
       食欲不振                          食欲不振
       食べ過ぎ                          食べ過ぎ
       飲み過ぎ                          飲みすぎ
          はきけ                             はきけ
           嘔吐                                 嘔吐
         胸やけ                              胸やけ
        胸つかえ                          胸つかえ
      胃部不快感
          胃重
       胃酸過多
        げっぷ
          胃痛

結果は、ザ・ガードが効能効果は多いようです。

では成分を比較してみましょう!

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ザ・ガードα3+やコンクナットミンに含まれている「ジメチルポリシロキサン」は、実は別名「ジメチコン=シリコンオイル」といってシャンプーなどに入っています。

これは、腸内にできたガスの泡をつぶす働きがあります。

お腹のモヤモヤや膨満感は、このガスの泡が原因なので、ジメチコンを入れることによって泡を潰して体外にスムーズに出すという働きが期待され配合されています。

ガスピタンに入っている「セルラーゼAP3」は食物繊維を分解し、ガスの発生を抑えます。

ガスだけをとるのならガスピタンが良いかも知れませんが、整腸効果や健胃薬も入っているので、胃腸の調子が悪い方はガスピタンかコンクナットミンが良いかと思います。

コンクナットミンは、広告費にお金がかかっていないので、整腸成分が多く入っているのに安いので毎日飲む方にオススメです。

整腸剤なのでほとんどの場合問題はないのですが、ザ・ガードやコンクナットミン等の納豆菌配合の整腸剤で一つだけ注意することがあります。

納豆菌が作り出すビタミンKは、血液凝固作用があるので、血栓防止剤であるワルファリンを服用している方は注意しましょう。

【食中毒~便秘・下痢まで幅広く使える整腸剤】

『ビオスリーH(粉)・ビオスリーHi(錠)』


粉は3カ月の赤ちゃんから飲めます♪
ビオスリーは
 乳酸菌30mg
 酪酸菌150mg
 糖化菌150mg

と3種の善玉菌が配合されています。

空気に触れるところでは生育できないので食品で酪酸菌を摂取することは難しいのですが、最も摂取が難しいとされている酪酸菌を150mgも呼応配合しているのが特徴。

医療用と同じ菌の配合で特に肛門科で頻繁に処方されており、ドクターからの信頼も厚い整腸剤です。

今回ご紹介した整腸剤は、近所のドラッグストアで簡単に購入できるものばかりですので、お腹の調子が悪いことが長く続いている方は、ぜひ試してみて下さいね♪

吐き気や発熱を伴う下痢の時、絶対やってはいけないのは下痢止めを飲むということです!治りが遅くなるばかりか、ウイルスによってはヘタをすると死ぬ可能性もありますので絶対に止めましょう。

ビオスリーは、ウイルス性の下痢なのか判断がつかない時でも安心して飲めますのでノロウイルスなどが流行っている時期でも安心して飲めますので常備薬として置いておくのも良いでしょう♪

今年は、インフルエンザにコロナウイルスでインターハイやオリンピックまで中止になり、かなり特殊な年になりましたね。

皆さん体調は変わりないですか?

自粛自粛で息が詰まる事もあると思いますが、健康であればコロナが落ち着いたら楽しいことがいっぱいできますのでどうか身体を大切にしてくださいね。




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