タイトルの通りだ。

家族からのありがとうがひどく気持ち悪い。

私は今、仕事を辞め求職中の身だ。前職から畑違いの仕事になるため、1から就職活動をしていかなければならない。

仕事を辞めてから3ヶ月ほどは、生活費などを含めた額を家に入れていたが、最近は家族からの厚意で自動車保険と携帯代金以外は払っていない。

就職活動にお金が使えるように気を利かせてくれたらしい。有難いことだが、私は自分がとても情けなかった。生活費も計算に入れた上で仕事を辞めたのに、そんな風に気を遣わせてしまうなんて、と胃が痛かった。

そして、気がついたときには家事を手伝うようにしている。勤めていた時は持ち帰り仕事もあって家事などできたものではなかったが、学生時代の一人暮らしがいきたようで、多少の家事はできる。

ここで家族からのありがとうが飛んでくる。

私は自分の食い扶持が稼げないからせめてと申し訳程度に家事をしているだけであって、お礼を言ってもらうためにしてるのではない。

第一、私たち家族は専業主婦である母に（誕生日などを除いて）「ご飯ありがとう」「洗濯物ありがとう」とは言わない。だってそれは毎日のごく普通の当たり前の作業だからだ。無論、いただきます、ごちそうさまは言うとしても、毎日お礼を言っていたら疲労でパンクする。主に私が。

そして何より、母はたまに父が風呂掃除をしても「ありがとう」とは言わない。それは父が入りたいから風呂掃除をするからだ。私もだいたいそうなのだけれど。誰かのためにしているのではなくて、私のために風呂掃除や洗濯物を取り込んでいるのであって、母に礼を言われるためではない。

なのにそんなふうにお礼を毎回言われては、私はそうしないと動かない人間だと思われているのではないか？

そんなふうに言われないといけない弱った人間なのだろうか。
家事なんて、生きていく上で当たり前のことなのに。

それとも、母は言外に自分も毎回お礼を言われたいのだろうか？

…そういう無言の訴えだとしても、私に対する純粋なお礼だとしても気持ち悪い。私はお礼を言われるようなことは何もしていないのに。

明日から毎日ありがとうと言ってやったらこのいたたまれなさが伝わるのではないかと思ったが、私がしんどいのでやめた。

#日記 #雑記 #独白 #家族