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選挙区の区切れを意図的にいじると?

今日は昨日の続きとして、表立って差別をせず、でも、自分たちに有利なようにという方法として、別なものを紹介します。
こんにちは、くつばこ+のうたです。永久不滅ポイントって、ポイントは死ぬまでたまり続けるんですけど、交換先は突然消えたりするんですよね。ポイントは不滅でも、価値は不滅とは限らないわけですね。

☆小選挙区制の欠点は少数意見が見えないだけ?

前回はラベルの仕方によって、相関関係があるものを用意しましょうという話でしたね。たとえば、そばを食べるほうが、うどんより健康的とか言って、補助金を出すと、東の人が得するわけです。今回は、選挙方法について考えてみましょう。小選挙区制の問題点として、よく言われるのは死票が多いことですよね。これによる弊害は、少数の意見が反映される場所が無くなってしまうといったことがとても有名です。つまり、2大政党制になりやすいわけです。ところで、本当に欠点はこれだけでしょうか。

☆死票が多いということは…

死票が多いということは、実は少数派でない、大政党にとっても困ることがあります。たとえば、30人いて、Aを好む人が18人、Bを好む人が12人いるとします。選挙区が3つあり、10人の多数決でAかBかが決まるとすると、Aが2人、Bが1人になるのが自然なように思えます。しかし、ある選挙区には、Aを投票する人しかいなく、他の2つには均等にAに投票する人が4人、Bに投票する人が6人としましょう。そうすると、前者の選挙区ではA、後者の2つの選挙区ではBが選ばれることになり、Bが過半数を占めることになります。これを、ゲリマンダーといいます。

☆うまい線引きを考えるためには?

ゲリマンダーをするには、うまい線引きをする必要があります。実際に行っているといわれているのは、だいたいアメリカでの事例でしょうね。アメリカでは地区によって、住んでる人種が割と分かれています。そして、黒人、白人、中華系とかで、投票先もおおまかに傾向が分かれています。なので、選挙区の線引きをうまい感じにすると、自分の政党に有利になったりするので、時々問題になったりするわけですね。日本でやるとするなら、平均所得とかがパラメータになるんですかね?

ということで、今日はゲリマンダーの話をしました。意図せず、ゲリマンダーみたいになってしまうこともありそうですよね。さっきの例で言うと、少ない方は0議席になっちゃうかもしれないですからね。小選挙区制でうまい具合にするのは大変そうですね。

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