見出し画像

初めての目的地、平気?

なになになに??と、頭の中がハテナになった方が多いのかな?
それとも、なーんとなく仲間の予感を嗅ぎとってニヤニヤしてしまう方もいるのかな?  

新生活の時期、環境のことを指すとお考えですか??
もしも私のひとりごとを、ここまで追ってくださった方がいたとしたら。何かを感じませんか?そうそう。そんな感じです。

実は、初めての目的地まで、迷わずに辿り着けますか?という問いかけのタイトルでした。
「方向感覚に疎い…」ということ…。
私の大きな弱点のひとつです。
みなさんは、いかがですか?

私のエピソードは、事欠きません。 
ちょっとやそっとじゃ、たぶん負けない。 
言い切れるくらいに、本当に疎いのです。

…どのくらい?というとね。 

「デパートで買い物を済ませ外に出ると、自信満々に真反対へ進んでいく」
(帰り道と反対へ進んでしまう…)

ということは、日常茶飯事というくらいかな。…じゃない。そうなのです。言い切り。
建物に入り、中であちこち歩き回った時点で、既に方向感覚は、私の中からは、失われます。

「売り場の店舗を目印にすればいいじゃない?」

(普通は、そうだろう?)という、
「パンがなければ…」のマリー・アントワネットのような言葉が聞こえてくるようです。

一応、目に入れ目印にする努力はします。 
しかしながら、店舗中で用事を済ませる為には、それなりの移動をしなければなりません。その過程で、私の頭の中の方向感覚はごちゃごちゃになるのです。
もはや、目印にした店舗すら発見できません。

「ここ、どこ………?」

さあ、はじまりました。
私の実力の見せ所の時間です。
気分はドラクエ。
しかもファミコンの頃の、あの雰囲気…。
とりあえずは、直進。これは基本です。
すると、左右どちらかに曲がり道が出て来ます。さあ、来ました。第一の選択です。
ここは、直感。自分の野生の勘を信じます。

「こっち!………かな??」

曲がります。てくてく…。
お、おやおやおや??なんとなーく変?
初めての場所でも、嫌な予感がむずむずし始めます。こうなるとね、あとは角が出てくる度に、すぐに曲がりたくなるのです。
理由ですか?
「そこに曲がり角があるから」です!!もちろんです!そこを曲がれば目的地に辿り着けると感じるのです。思うのです。
多分、ここが方向感覚があるひとと、ないひとの違いなのかな?と感じたことは多々あります。

さて話を戻してみましょうか。こほん。

曲がり角の度に曲がっていましたよね。当然(?)目的地には到着しません。
あとは、近くにひとが居ないかを探して、目的地を伝えて、情報を貰うしかありません。まよいびとの私に残された最後の手段。
出来るだけにこやかに、おのぼりさん感が出すぎないように、さり気なく問うのです。
「お伺いしたいのですが、〇〇へ行きたいのですが、どのよう行ったらよろしいのでしょうか?」
もちろん先様のご都合を第一に伺った上での質問です。
運が悪いと、この時点で、かなり変なというか残念そうな表情を浮かべる先様に変身されます。
「想像以上にやらかしたな…」と想像が頭の中をよぎります。
そうです、そういう時は、100%真反対か、とんでもない場所で道を尋ねているのです。
恐らく、先様の心中を察するに「残念なひとなんだなぁ」「なんでこんな所で〇〇への道を聞くんだろう、このひとは?」という感じなのでしょう…。皆さまとても丁寧に道のりをお示しくださるのです。
そして、私の大冒険は終焉の迎えるのです。
3回に1回は、更に同じ質問を繰り返さないと、辿り着けません…。
ふと不安になったり、案の定間違っていたり。いつもこの調子…。
普段の私は、天然だとか、小動物みたいだとか表現されたこと、あります…。

方向感覚の疎さを持つひと達は、ひと様の親切心のおかげで、なんとか目的を達成できている…。(目的地に辿り着けている)
ひとは、ひとがいなければ生きては行けない。
恐らく、方向感覚に疎い人びとが、誰よりもこの支えあいの大切さを身をもって知っているのではないかと考えるのです…。

ああ、困った。
少ししたら、まさに初めての場所に行かねばならないのです。しかも徒歩時間が、たっぷりとあるコース…。
不安しかない。
え?スマホのマップ?
ありがとうございます…。
行けるかな…。出来るよね。
辿り着けるさ、きっと…。

とほほ…。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?