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12月25日 スケートリンクを増やすためのアイディア、いくつ思い付くだろうか?

今日は何の日?をビジネス視点で掘り下げ「頭の体操ネタ」にしています。
今日の「頭の体操」用質問例はこちら。

→スケート連盟が目指している、スケートリンクを増やすことはどのようにしたら実現できるだろうか?


日本スケート場協会が1982(昭和57)年に制定した「スケートの日」です。
1861(文久元)年のこの日、函館に滞在していたイギリスの探検家トーマス・ライト・ブラキストンが、日本で初めてスケートをしたことに由来します。

スケートというと何を思い浮かべますか?
フィギアスケート、スピードスケート、ショートトラックの3つの競技が日本スケート連盟の管轄する競技だそうです。
この連盟、1929年の設立で昨年90周年を迎えた歴史あるものです。


90周年を記念して作られた冊子によると、2019年時点での同連盟競技登録者数は約7,600人となっています。


多いのか少ないのか判断つきませんが、人口が約3倍強のアメリカでは、フィギアスケートが約18万人、スピードスケートが約2千人となっていますので、少ないのかもしれません。

これには、スケートを行う環境もあるのでしょう。
同冊子には、「スケート環境の整備」として、「全国における通年営業のスケートリンク数の増加を目指す」「全ての都道府県にスケートリンク設置を目指す」などが書かれています。

文部科学省によれば、屋内スケートリンクは1985年には268カ所あったものが、2008年には96カ所となっています。しかも通年営業しているところはさらに少ないようです。

練習場所が身近になければ競技人口の増加は難しいでしょう。
さらに、競技に出るとなると、かなりの金銭的負担がかかるそうです。
いくつかのHPを見ましたが、趣味としてやる程度なら他のお稽古事と同じくらいの金額ですが、競技を目指すとなると、桁違いの費用がかかるようです。


まず、バッジテストという進級テストみたいなものがあるようですが、それを受けるには、連盟に所属するクラブに入る必要がありますが、その費用が数十万円(!?)、さらに競技に進むとオリジナルの振り付けを作ってもらったりするのにも費用が嵩み、年間100万円程度になることもあるようです。

中京大学や関西大学に在籍する選手が多いのは、大学がリンクを所有しているからなんだそうです。

練習場所も特殊で費用も嵩むのでなかなか大変な競技なんですね。

それで世界大会で優勝したらすごい賞金が出るのかな?と思いますよね?
ところが世界選手権の優勝賞金は約490万円、グランプリファイナルで約270万円程度なのだそうです。完全に赤字です…

スポンサーやCMなどの収入に頼るか、そこに至るまでは持ち出し、ということですね。

元フィギアスケーターで振付師の村主章枝さんは以前テレビ番組にご出演された際に、18歳から22歳にかけてフィギュアスケートの練習代等に年間2,000万円かかっていたとお話していたそうです。


華麗な世界ばかり見てきましたが、裏側のお金の面を今回調べて驚いてしまいました…

→スケート連盟が目指している、スケートリンクを増やすことはどのようにしたら実現できるだろうか?


最後までお読みいただきありがとうございます。
過去の投稿は以下にまとめていますので頭の体操ネタに覗いていただければ幸いです。


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