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11月19日 トイレは成長産業?

視野を広げたい、が、どうしても自分が携わっている仕事中心になってしまう…
そんな問題意識をお持ちの方に、その日にちなんだ過去の事象をビジネス視点で掘り下げています。普段の仕事や興味の範囲を超えて、視野を広げ、ビジネスの頭の体操をするのにぴったり。

 →部分は、頭の体操する上での自分に対する質問例、です。


世界のトイレを研究しているシンガポールのJack Sim氏が設立したWorld Toilet Organization(世界トイレ機関、WTO)が制定した、「世界トイレの日」(World Toilet Day)です。

2013年7月24日の国連総会で、国連の記念日として実施することが決議されたそうです。

なんで国連が?トイレ?と疑問ですが、世界では3人に1人がトイレを使えない状況です。排泄物には病気の原因となる細菌が含まれており、特に免疫力の弱い子供たちが命を落とすことがあり国際機関も力を入れているのです。


さて、そのトイレ、ですが、業界としては「衛生陶器」と呼ばれるそうで、日本では約1,600億円規模の市場があり、おなじみTOTOとLIXILとで市場の9割を占めています。ちなみに残りの1割はパナソニックです。

現在でも成長しており、最大の要因は、温水洗浄便座や節水、タンクレスといった高機能化です。

世界的には、たとえばイギリスでは便器はバスと一緒に設置されることから、感電の恐れがある温水洗浄便座は規制で設置できないそうですし、国によっては、水質の問題で使えない、というところあるそうで、日本ほどの高機能化はされていないのが現状です。

一方で、一度体験すると欲しくなる、というもののようで、日本で体験した中国人によって中国でTOTOが高級品として憧れになった、というニュース、ご記憶の方もあろうかと思います。


また、今般の感染症により、衛生意識が高まることも追い風でしょう。

そうしたことを背景に、世界の衛生陶器の市場は、2020年の321億ドルから2025年には446億ドルへと、年6%を超える成長をするとの予想もあります。

→衛生陶器のように、今回の感染症による意識の変化で、日本では当たり前なものの、世界ではまだ普及がされておらず、今後成長が期待できる商品は何か?

最後までお読みいただきありがとうございます。
過去の投稿は以下にまとめていますので頭の体操ネタに覗いていただければ幸いです。




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