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2月4日 がんになったら収入はどうなる?

今日は何の日?をビジネス視点で掘り下げ「頭の体操ネタ」にしています。
今日の「頭の体操」用質問例はこちら。

→がん治療のために仕事を辞めざるを得ないケースがあると聞いた。自分の勤務先ではどのような制度があるのだろうか?



2000年の「対がん同盟結成を呼びかけるパリ憲章」に基づき、国際対がん連合(UICC)が2002年から実施している「世界対がんデー(World Cancer Day)」です。
厚生労働省の「2020(令和2)年人口動態統計月報年計(概数)の概況」によると、2020年の死亡数は137万1093人です。


死因別にみると3位までは以下の通りです。

☑️ 第1位は悪性新生物<腫瘍>で全死亡者に占める割合は27.3%
☑️ 第2位は心疾患(高血圧を除く)(同15.0%)
☑️ 第3位は老衰(同8.8%)

悪性新生物(いわゆるがん)は1981(昭和56)年に死因の1位(それまでは脳血管疾患が1位)となってから、増え続けています(下図)。

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国立がん研究センターの「最新がん統計」には診断数も掲載されています。
2019年にがんで死亡した人は376,425人
(男性:220,339人、女性:156,086人)
2018年に新たに診断されたがんは980,856例
(男性:558,874例、女性:421,964例)



部位別ではそれぞれ以下の通りです(出典:同統計)

☑️ がん死亡数の順位(2019年)

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☑️ がん罹患者数の順位(2018年)

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がん、以前に比べ治る病気だ、とも言われますが、実際はどうなのでしょうか?

同統計では、5年相対生存率という指標が紹介されています。
がんと診断されてから5年後に生存している人の割合が、日本人全体で5年後に生存している割合に比べてどのくらいかで表したものです。100%に近いほど治療で生命を救えるがん、ということになります。

最新のデータでは、62.0%となっています。

部位で大きく異なっていて、例えば前立腺では99%台、膵臓では8%台となっています。

年齢別がん罹患リスクもみて見ましょう。
こちらが全がんの男女別年齢別罹患率です。

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男女とも50歳代から80歳代まで増加する傾向にあります。

これも、部位によってかなり異なります。
特に比較的若年層にピークがあるのが、乳房です(下図)。

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このHPでは部位を選択すると上記のようなグラフが見れるようになっていますのでご興味がありましたらご活用ください。


→がん治療のために仕事を辞めざるを得ないケースがあると聞いた。自分の勤務先ではどのような制度があるのだろうか?


最後までお読みいただきありがとうございます。
過去の投稿は以下にまとめていますので頭の体操ネタに覗いていただければ幸いです。



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