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なんでもない日が、大好きになった。

知らないおじいさんが、のんびりと一人で釣りをしていました。写真の自転車は、そのおじいさんの物です。

なんでもない1日の1コマ。
撮らなかったら、すぐ忘れてしまうようなこと。

そういう1つ1つが好きです。

この一帯は多くのドイツ人達が長期休暇に来るエリアで、どこを歩いても絵葉書のように美しい景色です。
静養目的の休暇客が多くて、特に用事もなく、皆がのんびりと笑顔です。
忙しく移動する観光客はなく、セカセカとした時間は流れていません。

地元の人達は通勤時間には急ぐものの、それ以外は自分達もバカンスのようにのんびりしています。休暇中の家族連れの幸せを見慣れていて、それが当たり前で、自分達も毎日の自由時間が休暇。

そういう習慣をここで身につけられたので、東京にいる時にも、時間の流れをドイツアルプスの時間で過ごすようにしています。

必要ない時は、急がない。

至極当たり前の言葉ですが、昔はよく東京で急いでばかりいました。走れば1本早い電車に乗れる!待ち時間なしでお得!みたいな感じに。

そんなのはやめて、ゆっくり過ごすと、流れる時間もゆっくりになっていくから、人間の感覚って不思議なものです。

どこの大都市にいても、なんでもない一日が好きになりました。
特別な食事とか、特別なことは必要なくて、普通のことが楽しい。
「今日はうまくコーヒーを淹れられた」とかね。

ではまたね。


本の購入などに使わせて頂きます!もっと学んで、執筆で還元していけたらいいなと思っています。