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リアリティと感情と。

 最近YouTubeでハリーポッターシリーズの解説動画を見ています。「小説になっていない部分まで設定が細かい」ということは耳にしていたものの、本当に細かすぎて驚きました。
 ホグワーツ以外に魔法学校が全部で8つもあり、炎のゴブレットでホグワーツ以外の2校が登場するのですが、他5校も設定がしっかり組まれているのだそう。
 そのうち『ニホントコロ』はピンクのローブで優秀な成績になるほど金色に、校則違反などを重ねると白色に近づいて退学に〜云々。小説の表舞台に出てこない裏設定も気を抜かない。
 ハリーポッターシリーズはファンタジーであるのに、どこかリアリティがあるのは、こういう世界観が徹底的に作り込まれているからだと、改めて再認識させられました。

 リアリティといえば、小説家の阿刀田高先生の対談を拝見したのですが、「言葉に敏感に。意地の悪い言葉を話す人がいたらメモをすると良い。(そういう人がリアリティを提供してくれる)」とおっしゃっていました。
(※有料の対談配信だったので詳しくは書けません。)

 最近職場の人間関係が結構ゴタゴタしていて、ストレスでお腹壊すレベルなのですが、
「そういう場面も創作に消化できるのかもしれない」
と考えるようになりました。

 以前、演劇をやっていたときに、「怒り」の感情が上手く表現できず、「怒ったことないの?」と演出家から指摘がありました。その時はパッと思いつく怒りのエピソードがないくらい、私は感情の記憶に無頓着でした。
 それ以降、何か腹が立つことがあったときには「これは後から役に立つから……」とその時の自分の気持ちを忘れないようにしています。

 しかし、聞いていて嫌な会話ばかりをメモしていると、ネガティヴ言葉レコーディングになりかねないので、違う部署の子達のほっこり会話などを聞いて癒されています。

 

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