こんにちは。
インタビューなど「聴く」にまつわる仕事をしている中田です。

今日は、1年以上かけて元同僚のしゅうへいさんという方と一緒に、じっくりと準備を進めてきた「コエレタ―」というサービスのリリース日です（どきどき…）。

そこで今日は、コエレタ―がどんなサービスなのか、なぜいまそれが必要だと思ったのか、どうやって申し込めるのか、といった概要をここで説明させてください。家族内のコミュニケーションでモヤモヤを抱えている人に、届くといいなぁと思いながら書いてみます。

コエレタ―とは？

コエレタ―は、「声」の「手紙」。普段は言葉にしていない大事な人への想いを声の手紙にして届ける新しいギフトです。

例えば、こういうことありませんか？

◎両親やパートナーや子供……近しい存在だからこそ、話せていないことや伝えていないことも多い。かといって、今さら直接伝えるのはハードルが高い。

◎例えば、離れて暮らす両親を大事に思っているのに、連絡は簡素なLINEのやりとりが中心になっている。子供のことが大好きなのに、いつも怒ってばかりでうまく愛情を伝えられない。

◎母の日や父の日にギフトを贈ることもあるが、いつも直前に慌てて決める。なんとなく罪悪感があるが、とはいえ日々忙しくてゆっくり時間をかける余裕はない。

家族内のコミュニケーションは、なかなかカンタンにはいかないもの。関係性は固定化されていき、現状を変えたい気持ちもある一方で、今さら変えようとするのもめんどくさい。そうこうしている間に、時間だけは過ぎてゆく、なんてことが、いろんな家族のなかで起こっているのではないかなぁと想像します。

それならば、

関係のない第三者がそこに介在することで、届きづらかった言葉が家族の中を巡り始めるのではないか？

そういった問いを持ちながら、コエレタ―を企画していきました。

コエレタ―の流れは以下です。

◎私を含めた聴き手が数名います。そのなかの1名の聴き手が、あなたのお話をオンライン（Zoom）で伺います（30分）。テーマやどんなことを話すのかは最初の15分で一緒にすり合わせます。

◎聴き手が投げかけた質問に答えていくことで、自然とあなたの想いが言葉になってゆきます。

◎その音声データをQRコードにして記載したオリジナルカードを、届けたいご家族のもとに私たちから郵送します（カードにはメッセージも一言添えることできます）。

▼カードは全6種類から選べます

事前準備不要、オンラインで計45分、第三者にインタビューしてもらったことを答えるだけで、あなたとあなたの家族だけのオリジナルギフトができる、それがコエレタ―です。

どうしてやるの？

コエレタ―をつくる過程で、いろんな議論をしました。そのため、私にとって、思い入れの深いサービス。ここでは、どうしてコエレタ―を届けたいと思っているのか、個人的な想いを少しだけ書いてみます。

一度きりの「家族」を生きている

私たちは、「家族」というものを人生通して体験します。基本的に、やり直しはなく、一度きり、一方通行です。そして、そんなことは言われなくてもみんなうすうす分かっています。

だから、後悔のないように関わりたい、そう思っている人はたくさんいるでしょう。このままお別れしたら、きっと後悔するなぁという思いを抱いている人も少なくないはず。

だけど、具体的な行動には移していない（どう移していいかも分からない）、そんな人も多いような気がします。普段は忙しく生きる日常の中で意識しないかもしれませんが、ふとした瞬間に「このままでいいんだっけ？」という思いが心に浮かんでくる瞬間があるかもしれません。

そういうときに、家族内で当事者同士だけで解決できるならそれでもいいし、そうでない選択肢（第三者が介在することで声が循環する選択肢）が世の中にあってもいいと思っています。

「声」を残していく

家族写真はたくさん残っていても、声って案外残っていません。みなさんの、両親の声、祖父母の声、パートナーの声、残っていますか？

いつかその声を聴きたくなったときに、聴きなおせたらいいのですが、ちょっと思いをはせてみると「写真はあるけど、声って意外と残っていない」ことに気づく人もいるかもしれません。私もその一人です。

「声」って、その人だなぁと思います。その声を聴けば、その人の表情まで一緒に浮かんできます。思えば、この世界に生まれてきたときに、目よりも先に耳で親の声を聴いたはず（記憶はないですが）。声ってそれくらい大事なのに、ありふれすぎていて、あまり気に留めてもらっていないなぁと思ったんです。

その「声」を家族のなかに残していく、そんな想いもコエレタ―にこっそり込めました。

申込や問い合わせ

ちょっとでも興味を持ってくださった方は、一度こちらを覗いてみてほしいです。体験者の声や申込後のフローや料金など、詳しく記載してます。

このサービスはこんな感じでゆるりとはじめて、これからじっくりと育てていきたいと思います。何かお役に立てそうなときがきたら、いつでも気軽にお声がけください。

いまは使い道が思い浮かばなくとも、4月の節目や、母の日や父の日、そして大事な人の誕生日など、改めて家族に気持ちを伝えたくなったときに、コエレタ―をふと思い出してもらえたら、それほどうれしいことはありません。

まずはここまで読んでくださり、ありがとうございました！

中田達大
2024/3/16