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ビートルズの旅(インド編)⑮

 「藤本国彦と行くビートルズの旅(インド編)」は2024年3月17日(日)で5日目。デリーから南西の町ジャイプールへと移動する。
 最終的にムンバイに続く高速道路をジャイプール目指して行く途中、休憩でマクドナルドに立ち寄る。大変な混みようだった。

 
 
3000年前に出来た山が見える 南インドまでつながっている この裏側が砂漠地帯


 ムガール帝国の後に英国領インド帝国の直接統治下におかれたデリーなどと比べ、ジャイプールはインドらしさが色濃く残っていることで知られる。
 ビクトリア女王の息子アルバート王子がジャイプールを訪れた際に、歓迎のため市街の建物はピンク色に塗られた。現在でもピンクの建物が目立ち「ピンク・シティ」と呼ばれている。世界遺産だ。
 ジャイプールは宝石とインド更紗で有名な観光地でもある。
 ジャイプールに入ってしばらくすると「ピンク・シティ」だ。周りを見るとわかる。そう、ピンク色が支配的になる。


 昼食はその名もピンク・シティ・レストランで食べる。

 

 ビートルズとジャイプールということでいえば、ポールが「Riding into Jaipur(ジャイプールへの旅)」という歌を作っている。これは2001年の『Driving Rain』に収録されており、極めてインド色が強い楽曲だ。
 歌詞は「Riding into Jaipur/Riding through the night/Riding with my baby/Oh what a delight」といったもので、ヘザー・ミルズとこの地を訪れた新婚旅行が「楽しかった」と歌われているようだ。

Paul McCartney 『Driving Rain』

 ジャイプールでポールがヘザーに宝石を買ってあげたという情報もある。
 ご存じのようにヘザーとはすったもんだの末に離婚して、娘ベアトリスの養育などをめぐり大金をポールが支払ったと報じられた。
 さて、ジャイプールはルビー、サファイヤ、ダイヤ、アメジスト、トルコ石などが有名で、宝石関係の店が軒を連ねている。」
 昼食後、「ジャンタラ・マンタラ」と呼ばれる天文台に行く。インドに5つある天文台のうち一番大きいのがここジャイプールのもの。
 1728年に造られた。

日時計 
これまた日時計 
緯度経度を測る 
十二星座のホロスコープ

 天文台を見学した後、「シティパレス」を訪れた。
 もともと賓客を迎えるための迎賓館として建てられた。
 しかし、現在は洋服の博物館となっている。絹のキルトカバー、ドレス生地、サテンシルク製団扇、金糸銀糸を使った織物などが並ぶ。

洋服の博物館 


 隣の建物は武器の博物館として使われている。様々な刀剣、色彩豊かな盾、銃などを見ることができる(どちらの博物館も撮影禁止)。

 
英国第七番目の戴冠式で贈った銀の壺。重さ300キロ以上で約4000立方メートルの水が入る

 その後、宝石ショップとインド更紗の店を訪ねてからホテルへ。
 ホテルは「Hotel Diggi Palace」という伝統的な味わいのあるホテル。
 ウェルカムドリンク、花吹雪、音楽の出迎えを受けた。

 ホテルのレストランで夕食。音楽と踊りのパフォーマンスを見た。

 レストラン内での生演奏
踊りも披露された

(続く)

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