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読書感想『アイリスオーヤマの経営理念 大山健太郎 私の履歴書』 読了

おはようございます、ジニーです。

今回はビジネス書を読みました。
アイリスオーヤマの現会長である大山健太郎さんの、「アイリスオーヤマの経営理念 大山健太郎 私の履歴書」。

アイリスオーヤマって、たぶん今は家電メーカーというイメージを
持っている人も多いのではないでしょうか?

僕はホームセンターなどで見かける生活雑貨の企業というイメージでしたので
家電メーカーに変わっていったというイメージを持っていました。

家電は海外メーカーの台頭で白モノも黒モノもドンドン押されてしまい
国内家電メーカーは生産減、撤退を余儀なくされていきました。
そんな中で家電事業を立ち上げ、しっかりと収益を上げています。

この背景を知りたかったのもあり、この本を手に取りました。


勉強不足だったのですが、アイリスオーヤマは非上場企業だったのですね。
最近の存在感から、てっきり上場企業だと思っていました。
それと、もともとは下請け会社だったことも意外でした。
下請けと言えどもモノづくりのメーカーではあるのですが、今の事業からは
大きく違う事業内容だったのだなと、今更知るという。

ホント勉強不足ですね。

本著は一つの下請け企業が大手メーカーに変わっていく
サクセスストーリーとしても受け取れますが、それ以上に
何に目を向けるのか。
何を大切にするのか。
何をしないのか。
など、その時その時の決断と背景を知ることができる
まさに経営理念を学ぶ意味で非常に読み応えのある内容でした。


「プロダクトアウト」ではなく、「マーケットイン」でもなく
「ユーザーイン」の目線。
常に商品開発をする姿勢。
様々に学びはありましたが、読み終えて一番感じたのは
「準備」の重要性。

立派な哲学も視点も取り組みも、成すには準備が必要。

それを強く感じることができました。

内容も非常に読みやすく、スイスイ読み進むことができた本でした。
是非、一度手に取っていただき、日本の勢いのある企業の
考え方に触れてみてはいかがでしょうか?

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