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#4_1 読書録『世界一やさしい問題解決の授業』 渡辺健介

本記事のこと

今回は読書録第1回目に、課題解決をテーマとした「世界一やさしい問題解決の授業」の読書録をとる。
私が就活生に最も読んでほしい本であり、これを理解し活用できれば仕事は楽になると思う。(なお活用するのが難しい。)
Amazonのレビューにいいことが書かれていた。さて食前舌語は”わかっている状態”なのか。

この本を読んで「簡単すぎる」と感じる人が大半だと思います。
ですが、それは殆どの場合、この本で学べる事のほとんどを分かっていない状態だと思います。
出典: Amazonリンク

本の内容

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問題解決とは
「現状を正確に理解し」「問題の原因を見極め」「効果的な打ち手まで考え抜き」「実行する」こととしている。
ありがちなものとしていきなり課題をそのまま解釈したり、課題に対し思いつきで打ち手を考えるのはいい手法とは言えない。

例:
〇数学の成績悪い→具体的にどんな問題?
×数学の成績悪い→数学の成績をあげよう
×数学の成績悪い→勉強時間を伸ばそう


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現状を理解するためには「分解の木」や「ギャップ分析」を行う。

【分解の木】
ある課題に対しその課題を細分化することで解決していく方法。課題を深めたり、アイデアを広げるのに役立つ。

例えばある企業の利益を上げたいという課題に対し
利益=売上-コスト
から「A:売り上げを上げる」「B:コストを下げる」ことがあげられるし、
売上=価格×売上個数
から「A_1:価格を上げる」「A_2:売上個数を増やす」が出てくるし、
コスト=固定費+変動費
から「B_1:固定費を下げる」「B_2:変動費を下げる」が出てくる。
その中でどれが最適か、不適かは置いておいて、とりあえず出すことになる。

まぁ結論的に、どれだけ分析の軸を知っているか分かっているかが重要になるが…

【ギャップ分析】
目標を設定した際に、現状とどれだけの差があるかを確認する方法

特に目標設定をする際に、なるべく具体化をすることが重要とされている。
ここでは、時期・条件・数字を意識してみた。
例:
✖武道館でライブをする
○デビュー3年後の夏にワンマンライブに正規の値段のチケットで3000人が呼べるくらいのグループとして成長する。


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課題特定はその中でどの課題を解決するかを決定するためと考えて相違ないと考える。その中で、「課題分析シート」と「ボリューム把握」を上げた。

【課題解決シート】
各課題の調査目的を明確化する

課題解決時に調査内容を明確化することで調査の無駄を排除することができる。
仮説を設けることも調査を明確化することにつながる。

【ボリューム把握】
ある程度の仮説は必要であるが、調査をもとに現実がどの程度いるのか、その課題の解決のインパクトがいかほどかがわかる。

例:
イベントに人が来ないのはイベントの存在頭に人が多いからだと思っていたが、知ってる人は多かった。
→では興味がないイベントなのではないか?興味はあるが都合が合いずらい日程ではないか?などの仮説が新たに生まれる→調査


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実際にすべての課題を解決することは難しいので、効果が高く、実行性の高い施策を中心に効率よく打ち手を選択することが必要となる。
その中で、各施策をグラフに点を打っていくことで、視覚的にとるべき施策を判断できる。
また注意として、想定している手法を変えることで効果/実行性がよくなる可能性があるので、一つの手法にとらわれないことも重要になる。(誰かの力を借りる、来年ならできる…など)

マッキンゼー式、BCG式の考え方

この本を読んだときに第一印象「マッキンゼーっぽい考え方だな」と思った。というのも、この本の筆者も元マッキンゼーの方で、非常にMECEがちらつく内容であった。
OneCareerさんでも以下のように書かれていた。

「フレームワーク戦略」のマッキンゼー
「実際どうなっているか」よりも「どうあるべきか」を考える提案を好むといわれているマッキンゼーは、最初に「ファクトベースによるフレームワーク」で戦略を考えます。
「オーダーメイド戦略」のBCG
BCGは「仮説思考によるオーダーメイド」で戦略を考えます。「仮説思考」とは、結論を出す前から自分なりの仮説を持っておくことで、結論から先に考え、作業量を減らすことができる思考法のことです。
出典:OneCarrer【業界研究:戦略コンサル】BIG3(マッキンゼー、BCG、ベイン)の特徴や社風を徹底比較!

そういえば、コンサルの名著として前者は「イシューから始めよ」、後者は「仮説思考」があるけど、ここに書かれていることそのままだなとの印象を抱いた。
まぁコンサル志望だった私読んでないんですけど(笑)
それくらいこの本がわかりやすく、意外に使える内容の神本だったと就活生時代の食前舌語は思っていた。

今後のアイドルの考察

今後、本noteにおいてはこの考えを用いて考えていきたい。(だから#4が自己紹介の次に来るとかいう順番違い感…)
今後も考察の中でより深化させていきたいのだが、現状以下の壁を越えていくことでファン化していくのではないかと考えている。

①地下アイドル界に接点があるか②その地下アイドルを認知しているか
(存在を知っているがチェキに入ったことない。TLのリツイートが流れてきたり対バンで少し被った程度。)
③その地下アイドルに関心があるか
(対バンで積極的にライブに参加する。時々特典会に行く。)
④その地下アイドルに通っているか
(ファンを公言する、ワンマンに参加、特典会によく参加するなど。)

私であれば
①○
②まねきケチャ、神宿、#ババババンビなど
③26時のマスカレイド、なんキニ!など
④(身バレ防止のため伏せます)
になる。おそらく地下アイドルオタクのなかにこのような階層を持つ人は多いのではないか…

この流れでできる限り細かく、最終的にどのようにしたらファンが増えるかを体系的に考えていくのが本noteの#2のマガジンとなる。
何度もいうが、ここに書いたこともこれから書くことも個人の感想に過ぎない。

閑話休題

私の勤めているオフィスが座席の移動が発生したことで、多くの先輩方が本を古本BOXの名のもと僕に本を譲ってくれた(押し付けた)ので、家が積読の山に囲まれています。
現状20冊超えたのかな…
頑張って読み漁ります。ここまで頑張らなくてもいろいろ紹介できるといいなと思いつつ。

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