自己分析(Pさん)

 Pさんです。
 今までたぶんなかったことと思うが、四日間も好奇心の本棚を休んでしまった。
 先日の、ウサギさん他の友人と会ったときのことが、まだ尾を引いている。
 それから具体的に何かしたということはないけれども、小説と、今書くことについてやっている活動のあり方を、何かしら変えられたらという思いが、強くある。
 今年のはじめに、今年は読むことを今までの何倍も強化してやろうと誓って、その通りに出来ているとも思えないが、読む勢いに変化は作ることが出来た。
 むろん、書くことにおいても、何らかの変化をしなくてはならない。
 昨日、必要があって今まで自分が書いてきた小説を読み返してみたが、未熟やら恥ずかしいやらというのは置くとして、その頃に読んでいた作品を、自分なりに解釈して自分の小説に生かすということを、けっこうやっていた。
 小説を書き始めた数年間はそれでやっていた。五年近く、つまり今に至って、その書くことにおける読むことの反映という所の、割合が減ってきた気がする。
 自分のスタイルを確立して書けているといえば、そうかもしれない。しかし、何かを取り入れてそれに変化を付けるということが、今なくなっているということでもある。
 小説や文章をそれほど書かない人はわからないかもしれないが、いったん得た文体を放るというのは、存外に勇気がいることだ、それによって全く書けないとか、今まである程度面白く書けていたものが不可能になったりするから。
 しかし、今のままで何かしら得られたり、里程標とするに足るものを作るには、今のままではいけないという感じがある。
 畳の上で座禅でも組んで考え込んでみなければ、そんな変化は訪れないのだろうか。

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