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きみえの読書 #20

実は石川屋さん(絵本屋さん)の石井さんと私は同じ人を好きなのである。

それは及川賢治さん。
100%ORANGEというユニットや本名の及川賢治という名前で絵本を書いたりイラストをかいたりしている人である。

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/100%25ORANGE

今日、石井さんにすごい本を教えてもらった。
こちら。(発売されたばかり!!)

『ここは』文: 最果タヒ 絵: 及川賢治
(株)河出書房新社
2020.6.30発行

タイトルはどう読むかというと、
絵本の始まりの一文。
ここは、おかあさんのひざのうえです。
の、「ここは」。

号泣してしまいました。

お母さんという立場から出た涙でもあるし、
子どもだったことがある立場から出た涙でもある。
そして、人間だからこそ、の涙でもあった。

途中から涙が溢れて止まらなかった。
タヒさんの文と及川さんの絵が媒介になり、大きくて深い愛に包まれたようだった。
深い癒しが起きた。

おかあさんのひざのうえは、小さいけれど、とても大きくて広い。
ちょっと何言ってるかわからないですよね笑笑。

端的に言うと、
ミクロの愛、マクロの愛を感じました。
えっと、何言ってるかわからないでしょう笑笑。

おかあさんと子どもの愛を書いている(ミクロの愛)ようですが
宇宙からの愛(マクロの愛)も感じる。
わたしたちは個であり全体、全体であり個である。ということを書いているのかなと思いました。
(これは最近読んだ本に書かれていたこと。宇宙の構造らしいです。)

不思議な絵本です。

文字は句読点含めてたったの130字。
タイトル含めると133字。
(数えました。)
詩人って、すごい。
文を書いた「最果タヒ」さん(詩人)のことが気になり、TSUTAYAに寄ってタヒさんの本を買って帰りました。

「ここは」
すごい絵本です。
ぜひ、石川屋さんに行って購入してください!

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