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アメリカのインフラ投資計画は現代のニューディール政策か?日本も見習うべし!特に、水道事業!!

アメリカにおいて、1.2兆ドルという規格外の規模のインフラ投資計画が話題になっている。こういうのを超党派でできるのが、アメリカの強みだと思う。

外国=正しい、日本=悪い、という外国大好きなマスコミたちも、こういうことはあまり積極的には報道しない

だがあえて言う。日本で同じように1.2兆ドル規模のインフラ投資をすれば、間違いなく日本経済は爆上がりする!

公共事業は絶対悪か?今こそ大規模公共事業で日本経済復活を!

2000年代に入ったころから、公共事業=悪のイメージの報道が続き、日本では声を大にして「公共事業」と言いにくくなった。これには、自民党に罪がある。〇〇族と呼ばれた議員たちが、利益誘導型の公共事業を続けてきたことは確かだ。これは改めなければならない

けれども、永遠に公共事業を遠ざけている限り、日本の復活はありえないと思う。特に、いまは平時ではない。コロナで負ったダメージから、経済を立て直さなければならないのだ。公共事業は輸血のようなものだ(一時的で良い)。

1929年の世界恐慌からいちはやく立ち直ったドイツとアメリカ。ドイツではヒトラーがアウトバーン等をはじめとする大公共事業をバンバン行い、男たちを軍隊で雇い、驚異の失業率ゼロを達成した。(これがのちの悲劇につながるわけではあるが・・・)

アメリカでも、ニューディール政策という大公共事業がなされ、ルーズベルト時代にはアメリカ経済は力強さを取り戻した。

今回のコロナ危機後のアメリカのこの対応は、間違いなく現在のニューディール政策であり、アメリカは経済危機から立ち直る方法を熟知しているということである。これは、日本が手本にするべき教科書ではないだろうか。

現在、中国が驚異の経済成長率を続けてきているのも、かなりの部分が国家が誘導する公共事業による影響が大きいのではなかろうか。公共事業=絶対悪ではない

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”ジャパン・ニューディール”で公共事業のイメチェンを!

しかし、「公共事業」「公共事業」というと、「また古い自民党政治が復活したよ・・・」とみんな辟易するし、マスコミは大喜びで政権叩きの材料にするだろう。

財務省は財布の紐を絞ってセコイことばかりいいはじめ、各省がそれぞれ縄張り争いをし、下請け会社が中抜きをしようと蠢動する。

こんな未来は避けなければならない。これは、国益のための公共事業であるべきだ。

公共事業のイメージを原点から変えなければならない。そこで、「ジャパン・ニューディール」という政策名をぶち上げるのはどうだろう。単なる言葉だけかも知れないが、言葉には言霊がある。族議員や各省庁、中抜き企業への利益誘導型の古い公共事業でなく、あくまで国益のためのケインズ的政策であることを宣言することから、次世代の公共事業ははじまるのではないかと思う。

アベノミクスに第4の矢があるとするならば、それは「ジャパン・ニューディール」だと思う。規制改革で経済成長!など、結局自助努力のみに頼るものは、国家が誘導する事業に比べればたかが程度が知れている。アベノミクス第4の矢、あるいはスガノミクス第1の矢でもいいが(笑)、「ジャパン・ニューディール」をぶち上げてみてはどうだろうか。

与党が言わないなら、野党がこれくらい言ってもいい。エダノミクスなんてどうだろうか?(笑) 今回のアメリカのケースは超党派で行われている。真の国益のために戦える国会議員が、与野党問わずに現れることを強く願う。

今こそ、水道事業を国家主導で!

そして、今ちょうど、必要性の高い事業がある。「水道事業」だ。

全国の水道管は老朽化が進み、現在の格安の水道料金ではもはや維持することが困難になってきている。しかも、水道事業は国ではなく地方公共団体で行われているから、規模が小さく、ノウハウも少ない。

そこで、フランスの水道会社などの外資を入れようという動きがいま進んでいるわけなのだが、コロナで日本経済が傷を負った今、外国の企業を儲けさせることが得策なのだろうか?まして、水道といえばライフラインの中で最も重要かも知れないものである。それを外資を入れて半ば民営化するなど、危機管理の観点から言っても如何なものかと思う。

今こそ、コロナで失業した人々を雇い、水道事業を行う国営企業を作るべきだ。老朽化した水道管の交換には少なくとも1兆円かかると言われている。それを、国が投資するのだ。

コロナの失業者対策にもなるし、最低1兆円が国から流れるわけだから、素晴らしい経済刺激策にもなる。更に、水道という最重要インフラを外資ではなく国が管理することで、安全保障上もメリットがある。一石三鳥だ。水道管交換事業を全国で行ったのちに、国鉄や郵便局のように民営化すれば良い。

ニューディール政策だから、失業者対策であることもアピールすることで、マスコミ、国民の批判もかわせるし、選挙対策にもなりますよ!政治家のみなさん!!(笑)

水道事業を国営で!これ、あまり言う人見たことないのだが、重要なことではないだろうか。そして、やるならばコロナで経済に深い傷を負った今しかないでしょ、ということである。

日本が再び飛翔するためには、ジャパン・ニューディールが不可欠だと思うが、何の影響力もない当ブログなので、考えが気に入っていただけた方は誰か有力者に伝えてください!(笑)

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