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好きな仕事でメシが食える、なんて夢は見ない

いつの間にか11月なんですね。
仕事でアホみたいに忙しくしていたので、あまり10月の記憶もなく。
ちょっと追いつかなくて、通勤時間も仕事に充てるためにテレワークへ切り替えてラクできるかと思えば上限なくなっちゃって死の行進デスマーチみたいな。
きっと私の要領が悪いってのも多分にあるんでしょうけれども。

仕事ってのは不思議なもので、こと日本では「稼ぐために働いているのに、そう収入も増えないまま仕事量だけが膨らむ」なんてザラにあります。

若いうちは、そんなとき「よし転職だ!」なんて考えたりしがち。
まあ、言うて転職って30代までだと思うんです。
スキルなりキャリアなりあっても40代前半あたりで限界じゃないかな?
このへん転職と婚活ってそっくり。

エージェントに相談すれば私でも何とかなるってね。
なりませんよ、そんなの。

言えば10代で「べつに勉強とかしなくてもプロゲーマーになるし」みたいなのと同じで、そりゃまあ実在するわけだから自分にも可能性はあると思って目指そうとするのを一概に悪いとは言いません。
が、望みの薄さはね。
一縷の、でも甘いくらいの考えだってのは肝に銘じないと。

これが10代のうちなら、どれだけ本気でも「ばか言ってんじゃないの」って声を掛ける言葉も思い浮かぶわけですが..40代が言ってたら、どうですか?
「ぁ..ああ」なんて音でも口から出せればいいほう。

信じて願い、目標に向かって頑張り続ければ、ある程度の夢までは叶う。
なんか、そんなセリフをマンガで読んだことがあって。
真理だと思うんです、「ある程度の夢までは」って現実味も含めて。
この、「ある程度の夢までは」ってのは言い換えれば「ありきたりな」とも大差ない、良くてチョイ上くらいのもんじゃないかってね。
そんなのでも頑張り続けてなくちゃムリなんですよ、って金言なんです。

若いうちは、べつにわからなくていいの。
いっぱいムチャして、世間ってやつにボコボコにされたらいい。
身の丈を知るってそういうこと。
これを若いうちにやっておかないから、いつまでも雲の上の夢を見ちゃう。

アホほど仕事で忙しくしながら、それでも楽しく暮らせている。
いまさら都合いい転職なんて考えないし、ひとまずは妻と猫たちが暮らせる食い扶持さえ稼げれば、もう仕事にそれ以上の何かなんて求めません。

そんなことを思いながら、このところ暮らしています。

1つ身を以て言えるのは「テレワークで肥る」なんて大うそもいいところ。
べつに瘦せも太りもしません。
朝ゆっくり寝てられるなんてのも裁量で、あえてゴロゴロしなきゃいけないわけでもないし、もうシンプルに本人の裁量とか節制ってだけでしょうね。

少し疲れたときに家族の顔がある。
たぶん、それだけが利点。