ノートにするまでもない、つぶやきレベル。

私、そばかすがあって、小学生の頃はずーっとこれがコンプレックスでした。
「顔にぶつぶつあるの何？」って幼い友人に聞かれるたび、「そばかすって言うの」って答えるの嫌でたまらなかった。
“そばかす消す方法”を何度も検索したり、大きくなったらお化粧で隠せるかなって期待を膨らませたり。

そばかすってね、ほぼ遺伝性なんですよ。
紫外線によるシミとは違って、雀卵斑って言う遺伝性疾患なんです。
「お母さんと似ちゃったんだよ」って思うだけでいつも言えず、悔しい思いをしてました。

当時よりは大人になって、お化粧も(全然凝らないけど)するようになって。
私の化粧の腕が悪いせいかもしれないけど、そばかすは一向に消えません。
でももう、コンプレックスじゃないんです。
授業で「あ、そばかすあるんだね」と言われても笑えるし、「母にもありますよ」って特に何も感じず言えるようになりました。

私もまわりも大人になったってことなんですけど、2つのきっかけがあったのかなって思ってます。
1つめは、高校の時。先輩から「この顔のぶつぶつそばかすって言うんだっけ」と聞かれ、久しぶりにコンプレックスに触れられ、少し戸惑いました。
「そうですよー」って答えたら、可愛いよねって言ってくれたんです。
そしたらまわりの子も、可愛いなーってずっと思ってたよって。
「本人的にはコンプレックスなの？めちゃくちゃ可愛いけど」って。
すごく救われました。
私の個性なんだ、大事にしよう。

2つめは、母の言葉。
遺伝性だと知ってたのは、母がいつも「ごめんね」と謝っていたからです。
コンプレックスになったのは、謝られていたからかもしれません。
でも、だからこそ、文句なんて言えませんでした。
私、気にしてないよ。だから謝らないで。って示すことしかできなかった。
個性なんだと自信が持てた今、そばかすは私がお母さんの子供であることの証なんだと思えます。
大好きな母からいただいた、私の個性。

今はそばかすのこと触れられても、
「お母さんからもらったの。可愛いでしょ？」
って余計な一言を添えるくらい、強くなりました。
コンプレックス改め、私のチャームポイントです✨
#そばかす #コンプレックス #エッセイ