オンラインバンドコラボ~Mystery Train/Elvis Presley 前編

人生初のオンラインでのバンドコラボは大好きなエルヴィスのロカビリー/ロックンロールクラシックスでしかも海外のメンバーもいてインターナショナル・・・という我ながら恵まれた条件でスタート。とりあえずまずはこの企画を考案してくれたnoteで知り合ったRyoさんに感謝を表明したい。

今回彼はギタリスト、ベーシスト、ドラマーとして惜しみなく才能を発揮してくれ・・・にとどまらずサウンドエンジニア、プロデューサー、ディレクター、果ては海外メンバーとの折衝を含む諸々コーディネイター・・・まで高レベルでこなしホント上げ膳据え膳状態「ギター弾いてるだけ」の自分が恥ずかしい・・・てぐらいおんぶにだっこで甘えてしまった。

ギタープレイヤー的には後半の彼のソロは本当に自分のお気に入りで、当初仮段階の音源を聞いたときは感動のあまりとりあえず製作上の諸々の事務的な伝達事項はすっ飛ばして凄いカッコいい、マジでいいっす・・みたいなメールを送り付けてしまったぐらいだし、内心「イヤ、これ俺が弾く必要ある?」・・・なんてことまで思ったぐらい笑

そんな彼のマルチな才能が炸裂し、いかんなくRyo'sワールドが発揮されているのはこちらのページ。個人的にはネオヴィンテージなテレキャスのアイコンからして何かを期待せざるを得ないw

ロックスタンダード曲のカバーを国内外のメンバーとコラボした動画を中心に音楽ファンや音楽制作者にとって有益な記事が盛りだくさん。カバー曲の選曲はも「カバーバンドはかくあるべき」と思わせてくれるラインナップで個人的にもロックファンの良心を感じる好感度高めのものばかり。

今回のコラボ企画の経緯やストーリー詳細についてもRyoさん自らが記事にしてくれているのでそちらを参照にしてもらいたい。

そしてオンラインならではの醍醐味、インターナショナルなメンバー、ボーカルのアルフィーはアイルランドのロッキン紳士でネイティヴならではの歌のニュアンスを発揮してくれ、エンターテイナーとしてのパフォーマンスも最高の、良きボーカリストだ。声質も自分好みでごく自然にこの曲をアルフィー流・・・に仕上げてくれている。動画を見ればわかるようにエルヴィスを意識し、あえてデフォルメした動きを見せて楽しませてくれるが、モノマネ・・・と言うのではなくエルヴィスを彷彿とさせるオリジナルのアクションで個人的にはそこも気に入っている。個人的には彼に、海外では日本とは比べ物にならないぐらい盛んなエルヴィスのインパーソネーターにトライしてもらいコンテストなんかにも出てもらいたいものだ。

仮ミックス段階で歌が上がってきた時、やはり歌ものは歌が入ってなんぼだな‥と再確認したし、元々ギタリスト2人で盛り上がって始まった話だったがRyoさんも自分も「ギターは超絶好きだけど、歌もので光ってるギターが好き」という共通点があり、そんな二人の趣味嗜好にもピッタリはまった感がある。こういうのをバンドマジックというのだろう。

ある程度の年齢になってから、音楽をやったりバンドをやる時に必ず自分がイメージするのが映画「ブルースブラザーズ」の劇中で組まれるロクデナシ(誉め言葉)のトラッシュな2人の白人ブルーズメンが率いるブルースブラザーズバンドで、いい年の大人がバンドマンやる時の手本、どう振舞ったらクールな存在でいられるか・・・のヒントがあの映画のバンド活動には詰まっている気がするのだが、今回は自分なりのブルースブラザーズ的な活動ができた感がある。

連中の劇中のバンド活動は、若い頃自分が考えていた「シリアスに音楽・バンドをやる」定義を覆してくれたし、オッサンだろうがパートタイムミュージシャンだろうが、やり切ってカッコよければオッケー・・・という事を教えてくれた。

映画を見たことある人しかピンと来ないかもしれないが、自分にはあの連中みたいなタフさはないし、あんな極悪な環境のアパートで暮らすのも無理だし笑、あんなに運や偶然を引き寄せて色々とクリア・・・というか何かまあ過程は滅茶苦茶だけど結果的にどうにかなった…みたいに処理する度胸もハッタリも頭の回転もテキトーさも持ち合わせていないのだが、今回オンラインのインターナショナルバンドは「これが自分なりのブルースブラザーズバンドかもな」・・・なんて思って悦に入っている。

・・・ところで今回カバーしたミステリートレイン…て曲はもう一個記事が書けるぐらいエピソードというか思い入れが満載というか、自分にとって特別な意味のある曲でもあるので、少し個人的な長い話になるが、その辺は近日中後編に続きたいと思う。












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