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アナログ盤蒐集2023年4月7日

アメリカのセラーより。計5枚。

そこそこレアなモノラル。本作の発表された68年は各社モノラル仕様をプレスしなくなる過渡期で数が少なく、自動的にフォイルジャケ&ボーントゥビーワイルド表記無しの初回仕様。    
個人的にジャズは専門外だけどこれはそういう事をすっ飛ばす威力を持った、音楽ファンならオリジナル盤は押さえておきたいところ。自分の中ではブルース・・って解釈。                                
裏ジャケのみならずB面曲順も誤表記の初版のファーストエディション。この仕様は綺麗なものだと大変お高くなってしまうが、真ん中以下ぐらいのグレーディングの中で良い感じの聴き込まれ方をしたものをいかにリーズナブルに入手するかがコレクト道の醍醐味。              
少し前までリーズナブルだったエルヴィス60年代も最近は特に綺麗なものは何となく高騰してるイメージ。エルヴィスに限らずアナログブーム→コロナ→インフレ&円安・・・の便乗値上げで自分のような個人輸入勢にはタフな昨今だが、たまに昔ながらの感覚、送料を安くするための増量要員・・的なレコードが昔の感覚のままリストアップされてる時があって今回もそのパターン。個人的にそういう信用できるセラーを贔屓にしていきたい。                   
到着してみれば説明にはなかったシュリンク&ハイプステッカー付でうれしいボーナス。残念ながら初回についてくるポートレートはなかったが、昔別のエルヴィスのオリジナル盤に誤った組み合わせでこれのボーナスフォトが入ってたことがあったので数年目にして晴れて完品マッチング。ハイプステッカーへの書き込みHarkie's-1966・・・とは購入年とローカルの店名なのだろうか。こういうリアルタイム時の書き込みは60年代のアメリカにタイムトリップできる貴重な落書きでもある。グレーディング的にはマイナスの「書き込み」も少しそ想像力を働かせると良い効果をもたらす・・・これぞ醍醐味。                                 
タイトルがベストオブ・・・となってるが特にベストではない。1発屋・・・っていえるほどもヒットしてない代表曲She's about a moverを擁した寄せ集めアルバム。ビートルズのシーズアウーマンをダグサームなりの解釈で料理して英ビート時代に乗っかったオブスキュアなテックスメックスブリティッシュビートガレージナゲッツの珍盤。不思議とこれまで縁がなく今回が初所有。今回発見だったのは発売元のトライブレーベルのディストリビューションがストーンズのアメリカのレーベルと同じロンドンでジャケ下部左のMONO表記が一緒。カンパニースリーブもロンドンのものだった。CSなんて長い間にどこで変えられてるかわからないけどたぶんこれはオリジナルなのだろう。                                         
エルヴィスEP、タッチオブゴールドvol,2・・・・・これも今まで縁がなく今回初所有。エルヴィスのゴールドスタンダードシリーズはシングル、EP共にあまり出てこず特にPS付は見かけない。あってもバカげたプライスだったりしたのだが、今回運よくセラーのリスト内にリーズナブルに発見してこれも埋め草的に購入。 内容は特に目新しさはないが、裏ジャケをよく見ればゴールドスタンダードシリーズのコンセプトが表記されており、どうやら音がいじってある模様。考えようによっては最古のリマスター・・・ってことになる。                               
                                     

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