輝いてはおらず、透明なもの

追えば、追い続けなければならない。
……見えているのは、逃げ水。

立ち止まり、息を深くする。
……ただの空気を、感じてみる。

それは、輝いてはおらず、透明なものである。
それは、目をつむれば、感じることができる。

生まれたときから、周りにたくさん在る。
ただ、それに気付いて、受容できているかどうか。

見上げれば大空が。見下げれば大地が。 俯瞰の位置では、多くを見ることができる。