医療スタッフは、常に沢山の命と向き合い、精神的・肉体的にも負担が多く、様々な悩みや問題を抱えています。看護のトップに位置する看護管理者は、どの様に問題を解決していくのでしょうか。

看護管理者の職位は、看護部長や副看護部長、看護師長や副看護師長、看護主任などがいます。

その中でも、看護師と同じ業務をこなす看護主任は、看護師から一番近い存在であり、現場や現状をよく知る人物でもあります。
そのため看護主任の役割として重要なことは看護師同士の人間関係を良好に保つことです。問題や悩みは、解決が早いほど良いです。長引くとこじれたり、解決しにくくなるので問題が起こるまえに、防ぐことも重要です。一人一人をよく見て、異変に直ぐに気づく、声かけを行う事が必要です。そこで何か問題や悩みを抱えている場合は、よく話を聞き解決に向けて一緒に考えていきます。また、看護師それぞれの仕事ぶりや、個人の性格をよく把握し、適材適所を心得る事で、長所を伸ばした役割を与え、やりがいを持たせましょう。やりがいや、仕事に対する自信がつくと、業務への不満や悩みは軽減されます。
更に、よくある問題が、経営陣と現場の看護師の意見の相違です。この時、経営陣と現場の看護師の間に立つのが看護管理者ですが、どちらの意見も尊重しつつ、こまめにコミュニケーションをとる事で、解決へと導きます。看護管理者は、上層部や他の部署との交渉も行います。

このように、看護管理者は、業務の内容や、人間関係、職場環境などあらゆる問題に、素早く気が付くことが重要です。また、改善に向けて素早く行動する姿勢が大切です。