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カイリ的 イベントレポート

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映画や展覧会などのイベントレポートやインタビュー記事のまとめです。
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記事一覧

漫画を描くことは労働じゃない!? 漫画家・深谷陽インタビュー vol.2

デビュー25周年記念個展「enak, cantik」を8月14日(水)まで、東京のLusso Cafe Harajukuにて…

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光GENJI、特殊メイク、そして漫画という道。 漫画家・深谷陽インタビュー vol.1

深谷陽(Akira Fukaya)が漫画家デビュー25周年記念個展「enak, cantik」を8月14日(水)まで…

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神の視点で「シルバニアファミリー」を作ったら。  振付・演出家 菅沼伊万里インタビ…

私たちが振付師に求めるものは、「ダンスを作ること」だけではないのかもしれない。振付・演出…

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「紙粘土」と「レゴ」で作り分けるダンス術 。 振付・演出家 菅沼伊万里インタビュー …

女性アイドルグループ「ヤなことそっとミュート」のワンマンライブが、マイナビBLITZ赤坂で開…

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歌舞伎とガロと聖徳太子で培ったもの。 振付・演出家 菅沼伊万里インタビュー vol.1

あるジャズライブの会場で、ギリシャ彫刻のようなふくらはぎを持つ女性に出会った。聞けば、振…

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引きこもりアーティストが見つけた、世界との「接点」 画家・樫村鋭一インタビュー v…

東京・下北沢のPREFABはユニークなギャラリーだ。作品のほかにインテリアや書籍、ギターなどが…

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東京のロートレックは、人間の何を見つめるのか? 画家・樫村鋭一インタビュー vol.1

樫村鋭一(かしむらえいいち)という画家の存在を知ったのは、ある被災地支援のチャリティープロジェクトがきっかけだった。会場で展示してある幾つかのポートレイトを目にした瞬間、私は「えっ、日本人が描いた作品なの?」と思った。着飾った女の網タイツ、洒落た帽子をかぶった老婆、画面に走り書きされたフランス語……そのどこか退廃的で即興的な世界観はまるで19世紀後半のパリの画家のそれだ。 「この人はいったいどこから来たんだろう?」 私はそんな疑問を抱きながら、すぐにその本人と正面を向いて座り

プラモデル少年が、花に目覚めるまで いけばな作家・安達力インタビューvol.2

インスタグラムで人気のいけばな作家、安達力(あだちつとむ)の作品には、いつかどこかで見た…

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「令和」時代のいけばなって? いけばな作家・安達力インタビューvol.1

これも時代だろうか。私が「いけばなを習いたい」と思ったときにしたのは、まずインスタグラム…

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世界一「夜中の卵がけごはん」がおいしく食べられる器 陶芸家・井上茂インタビュー v…

自由が丘「CLOTH &CROSS(クロスアンドクロス)」の企画展「お茶の時間」にも参加中の陶芸家・…

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インスタグラムから羽ばたいた、サラリーマン陶芸家 陶芸家・井上茂インタビュー vol…

若い女性たちの姿で賑わう、週末の東京・吉祥寺。洗練された品揃えで知られるセレクトショップ…

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私が「お笑いバージン」を捨てた夜に考えたこと。ー又吉直樹『実験の夜』ー

 お笑いが苦手なのに、ついに吉本を見に行ってしまった。すべては又吉直樹さんのせいである。…

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「人と自然の乖離を、神話的に表現したい」華道家・片桐功敦インタビュー vol.2

個展「FLOWERS AND THE AFTER」を開催中の花道みささぎ流家元・片桐功敦インタビュー後編。〈v…

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「どの作品にもふわっと死の香りがする」華道家・片桐功敦インタビュー vol.1

花道みささぎ流家元・片桐功敦(Atsunobu Katagiri)の個展「FLOWERS AND THE AFTER」が2019年3月9日(土)まで、大阪のGALLERY DE ROOM 702にて開催中だ。この展覧会では、未発表のいけばな作品写真と新作写真の展示を中心に、いけばなのインスタレーションも発表される。 まず驚かされるのが、そのエントランス。古びた扉のある黒いビルの扉をドキドキしながら開けると、巨大なゾウやシャンデリア、石膏像などが目に飛び込んでくる。1階部分は