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<第116回> 総合職の「何でも屋」です。将来が不安です…


こんにちは、安斎響市です。

今日いただいた質問は、下記のようなものです。


安斎さんは、今後日本でもジョブ型雇用が定着していく(主流になっていく)と思いますか?
今、総合職で何でも屋みたいになってるので、危機感を感じています。

 

※この週刊連載「安斎響市の転職相談室」(毎週土曜日更新)は、マシュマロというツールで募集した匿名の質問に対して、安斎響市が、徹底的に真面目に答えていくという企画です。

転職活動の心構えやテクニック、面接や企業選びの具体的な対策方法などについて、毎週1問、このnote記事で徹底解説していきます。

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最近、何かと話題ですよね。
「ジョブ型」雇用は定着するのか否か? みたいな話。

ただ、若干騒ぎすぎな印象で、「ジョブ型」という言葉が独り歩きしている部分もあるように感じます。


結論から言うと、ジョブ型の雇用が完全に定着するのは、恐らく日本では当面不可能だと思います。今後、5年や10年程度では、大した変化は起こらないと思われます。

ただし、従来型の総合職・ジェネラリストのキャリアにはあまり将来性がないというのも、また事実です。

詳しく説明しましょう。



ジョブ型雇用は、短期的には定着しない


最初に、ジョブ型の雇用とは具体的にどのようなものか、一応おさらいをしておくと…

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