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3学期は風のように

3学期のはやさ


教員には「1月はいく 2月はにげる 3月はさる」という言葉があります。
(教員だけじゃないのかな)
それだけ3学期は時間が過ぎるのがはやいという意味です。


「3学期はアディショナルタイムだ」などと例える先生もいらっしゃいます。
どちらにせよ、3学期はあまり大きく学級を変えたり、動かしたりは難しいということです。


私自身も、3学期は惰性と言ってしまうと聞こえは悪いですが、2学期までに頑張ってきたことをそのまま引き続きやっていく、といった感じです。


じゃあ、何もしないのかというと、そういうわけではありません。客観的にクラスを見て、足りない部分を見つけます。
きっとたくさん出てくると思いますが、「ここは来年度までに何とかしたいな。」と思う部分を一つか二つ絞ります。
その絞ったことに対して、何かしらの手を打つことはしていきます。


ちなみに、今年の私のクラスは「給食の片づけ方をきれいにさせたい」と思い、学級での話し合いで「ご飯のお椀は手前に、汁のお椀は奥に入れる」という決定をし、実行している最中です。


そんな小さなこと、1学期や2学期のうちに指導しておけよ、と思われるかもしれませんが、どんなクラスにも小さな取りこぼしはあると思われます。
その小さな取りこぼしをフォローしていけるのが3学期の役割ではないでしょうか。


ただし、自分のクラスがあれも気になる、これも来年度までに何とかしなくちゃ、とあれもこれも手を出してはいけません。

冒頭に書いたように、3学期はアディショナルタイムです。
絶対無理、とは言いませんが、いろいろなことに手を出すのは子どもにとっても、担任にとってもかなり苦しいと思います。
サッカー日本代表が、後半アディショナルタイムだけで3点差をひっくり返せ、と言われているようなものです。


3学期は年度の最後です。子どもたちといい学級じまいをしていくためにも、ポイントを絞って、子どもたちが今まで頑張ってきたことを大切にしながら、最後を迎えたいものですね。


本日もお読みいただきありがとうございました。

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