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話し下手な私が『1分で話せ』を読んだ感想まとめ

こんにちは、
こいずみきょんです。

わたくし、
いくら忙しくても本を読まない日は無いほど本の虫なのですが、
せっかくなので、アウトプットのためにも読書記録を書きます。(気まぐれ)

記念すべき1回目は、
プレゼンテーション指導を幅広くおこなっている伊藤羊一さん著の
『1分で話せ』をまとめました。

『1分で話せ』の特徴とわたしの目的

まず、『1分で話せ』の特徴。
読み終えた後の印象としては、営業職や社内プレゼンをしているバリバリのビジネスマンに沁みそう〜〜〜!、です。あと、部署を越えた社内コミュニケーションが多かったり、個人的に営業をかけるようなビジネスしてる人も読んでほしいなと思いました。

注意してほしいのは、「これはビジネス本だ」ということです。
プライベートで人と話すときの『話』でなく、ビジネス上での『話』のこと。コミュ障がああだこうだという内容ではないので注意。
(わたしはコミュ障克服系の本だと思って買いました。だがしかし、めっちゃビジネスでした。)

それで、なぜわたしがこの本を読みたかったのかというと、話すときに
・蛇足になりがち
・感情論で語ってしまいがち
・なにを言いたいのか自分でもわからなくなりがち
という長年の悩みがあるからです(凹)

そこで、「どうすれば大事なことを論理的に話すことができるのか?」を追求すべく、学びや気づきをメモしながら読み、
ここでは、そのメモを頼りにまとめてみました。

『1分で話せ』ってどういうこと?

まず大前提のおはなし。

「話す」ときには必ず「聞き手」がいて、
そして、話すときには「自分はこの話で聞き手をどのように動かしたいのか(どういう行動をしてもらいたいのか)という『ゴール』を明確にしておく必要があります。

ということは、じょうず〜な話し方って「聞き手が動くべき方向をわかりやすく示してあげること」を意識すればよいよ〜〜ってこと!なるほど!話すときに目的なんて考えたことなかった!

そして、タイトルにもなっている『1分で話せ』というのには、
人は話を8割型聞いていないからこそ、どんなに長く時間を割いてよくても相手を動かすためにはまず1分間で話せるように話の枠組みを組み立てることが大切だよ、という意味だそうで、、、

私が思うに、
「1分でまとまらない話は、結局何時間かけて話しても伝わらない」
逆に言えば、
「どんな話でも『1分』で伝えることはできる」
ということなのです。(引用/p20)

確かに、結論や主張が一緒なら短く済んだほうがいい〜〜。

むしろ、長くなってしまうと聞き手に余計なことまで考える時間を与えてしまうことになって、動いてもらいにくくなるかも、、、。(営業の人が「悩む隙を与えるな!」って言ってましたわ)

時間に余裕があるときでも、
「1分で話す」+「残りの時間は行動してもらうための補強作業」
というイメージで構成をつくって話すと◎

ロジカルに話すための要素を理解する

次に、わたしが最も苦手な「ロジカルに話す」を攻略していきます。

ロジカルな枠組みをつくるのに必要な要素
・「知識」や「情報」はいわゆる【データ】➡︎ 考える際の補助になる要素(根拠)
・よく考えて、自分の内外にある【データ】を加工 ➡︎ 主張(結論)を導き出す

当たり前ですが、ロジカルに話すためには
主張と根拠が無くては成り立たたないんですね。

根拠を得るためにはテーマについてしっかり調査することがなにより大切で、
そして、得た(あるいは持っている)根拠をもとに自分の意見を主張する。
この二段階ができてはじめて、ロジカルの枠を組めるってことです

さらに、主張と根拠の意味が必ずつながっていることを常に確認する必要があるそうなのですが、まさにこの意味のつながりこそがロジカル。

「主張と根拠を言う時、聞いている人にとって、意味が繋がっているとすぐわかるようにする」ことが大事です。(引用/p66)

ああ!これって文章を書くときでも同じやんな〜〜!

自分の頭の中にロジカルな骨組みを作って、
それと同じものを、相手の頭の中にも作ってもらえるように。

この、双方の骨組みにズレが生じると、本来伝えたいロジックが隠れてしまい、認識があやふやになってしまいます。ズレを生じさせないためにも話し手がわかりやすく話す必要アリ、、、しかしそれが難しいんだよう、、、、、、

そんな(わたしの)悩みを解決してくれるのが、
『理由は3つあります』作戦!

「3」というのは3次元に生きる人間にとって最もイメージしやすくリズミカルだから、根拠も3つがちょうどいいんだとか!(なるほどな〜〜)

理由を述べる前に「根拠は3つ」というような言葉を入れるだけで
相手の頭の中に骨組みを作ることができるそうです。とっさにメモさせたり、話に注目させたりする効果もあるので絶対に使えるテクですね。

やってみたい、、、、。
そして内心ドヤ顔がしたい、、、、、、、。

話すときに「やらないと決めた」3つのこと

感情論を挟んでしまったり、蛇足になりがちなわたしにとって、「こ、、これは家訓やぞ〜〜〜!?」と感じた部分のみ抜粋してまとめました。

当てはまるって人は共に、家訓をアップデートしていきましょう。(家訓2.0)

① 過程(プロセス)をあれこれ話しすぎない
わたしの話が長くなってしまう原因堂々の第一位はコレ。
確実に、コレ。思いあたる節がありすぎてつらい。
人間、承認欲求があるのでね、
ついつい自分の頑張ったこと話したくなってしまいますよね。
でも、データにもならない自分のプロセスっていうのは話のなかで余談にしかならず、主張と根拠がキマっていないのでだらだらとした印象になってしまいます。
満足できるほど全部は話せないし、
感情的になってしまうので、やめましょう。
(プロセスは後日、飲みの場で語るくらいがちょうどいいのでは)

② 無理に笑いを入れようとしない
21年間モブキャラなのでそもそも人前で笑いを起こせる能力がないのですが、今後、こころに留めておく必要があるなと思ったのでリストイン。
とってもかっこいいなと思ったのが、

ビジネスで「おもしろい」のは、ロジックです。
相手は、あなたのロジックを聞きにきているのです。(引用/p79)

という言葉です。
わたしも上司に「君の話、ちゃんと筋が通っていておもしろいね」って言われたい。うずうず。上司のこと分析したうえで、やりたいことプレゼンしてみたい。うずうず。まずは尊敬できる上司をゲットするとこから始めますが。うずうず。

③ 難しい言葉は使わない
ビジネスマンが見るようなTVやメディアでも、
基本は「中学生がわかるレベルの言葉」が使われているそうです。
なぜかというと、
難しい言葉がでてきた途端に聞き手の脳がシャットダウンしてしまい、
後につづく話もうまく入っていかないから。
そんな事態を避けるためにも、なるべくかっこつけず簡単な言葉を使うように心がけたほうがよさそうです。

難しい言葉を使って、「わかる人だけわかればいい」というプレゼンをするのではなく、広く聞き手に理解してもらいたいのであれば、やはり「スッキリ・カンタン」が重要なのです。(引用/p101)


聞き手が「一歩」を踏み出すためにできること

どんな話でも『1分で話す』ために大切なのは、
話をロジカルに組み立てることだとわかりました。

もちろん、それだけでも十分、聞き手に伝わるかもしれません。
でも、本来の目的(ゴール)は「聞き手を動かすこと」でした。
一生懸命に準備したロジカルなプレゼンをしても、聞き手の強固な「一歩」を動かすことはできなかった、、、、なんてことになれば、最悪その時間も労力も無駄になってしまいうかもしれませんよね。
(経験にはなりますが、どうせなら結果、出したくない?)

そんな聞き手の「あと一歩」を踏み出してもらうために有効なのが、
①聞き手の頭の中にビジュアルを描いてもらう
②そのビジュアルの中に聞き手を当てはめる&聞き手自身に入ってきてもらう
という方法。

ロジカルにきちんと説明した後、話の「補強作業」としてビジュアルでさらに具体的にイメージしてもらうことを狙うんです。

結論に対し根拠を3つあげる、しかも短めにとなると、どうしてもその根拠は抽象的になります。そこで、それをもう少し具体的な言葉で説明するわけです。(引用/p116)


①は、「実際のビジュアル(写真や絵)を見せる」ことと、「『たとえば〜〜』と具体的な根拠を述べる」ことが有効。
②は、「想像してみてください」などの言葉をかけ、聞き手が実際にビジュアルの中にいることを想像させ、そのうえでメリットなど(とどめの一言)を添える。
これで、聞き手により「一歩」を踏み出してもらいやすくなるといいます。

私生活で何気なく目にする広告も同じようなもので、自分のよりよい姿や生活をイメージさせるものは、やっぱり購買意欲が揺らいでしまいますよね、、。

ちなみに、最近わたしが買うのを迷ってるのがApple Watchです。この感じだとあと一歩ってところなので、誰かわたしにとどめのプレゼンしてください。待ってます。

『1分で話せ』を読んだ私の学びと気づき

まだまだメモしたことはたくさんあるのですが、
今回は、今のわたしに特に響いた部分をほんのちょっぴり抜粋して書きました。

【『1分で話せ』を読んだわたしの学びと気づき 】

・「話す」という行為の目的は「相手を動かす」ことにある
・これは本業の文章でも応用できることばかり
主張/根拠/事実を常に意識することに慣れるためには練習必須
・コアな1分間+補助の時間で構成をつくる
ロジカルシンキングが足りないの〜
・↑文章を書くときの作業効率をあげるためにも学ぶ必要がある
・プロセスと「私頑張りました〜」な話はやめような

…などなど。

また、わたしは今そこまでガンガンに仕事しているわけではないので、超ビジネスパーソン向けの『1分で話せ』を読んでも直接的に実践できることはなかったように思います。ただ、論理的な話に関しては、文章を書くことにもつながっている〜〜と感じることができました。

とはいえ、実を言うと、これから組織のなかで能動的な仕事をさせてもらえるかもしれないので、、、企画出し・プレゼン・会議などの場に自分がいることを想像しながらも読んでいました。

さらに言えば、その新しい仕事の面接?を今週に控えております。
面接も一種のプレゼンだと思うので、ブレない軸と根拠を持って自分をプレゼンしてこようと思います〜〜〜!一緒に仕事してくださる上司がほしいので。(切実)

面接無事に通り、実際に仕事がはじまったらもう一度読みたい。
きっと今とは違う気づきがでてくるはず。わくわく。

最後に、
伊藤羊一さん著の『1分で話せ』にはまだまだいろんなヒントが散りばめられています。実際に読んでみて、自分に必要だな〜と思ったところをぜひ取り入れていくのがおすすめ。あわせて『0秒で動け』も読もう〜〜〜っと。


ひゃ〜〜、とっても長いのに、
お付き合いいただきありがとうございました!
今日は、本棚に眠っていた古めのビジネス書をひっぱりだして読んでいます。
現代でも通用するのか気になるので、学びがあればまた書きます。


そいでは!


あとがきメモ

気になったワード
・ロジカルシンキング →11月に読む本テーマこれね
・ピラミッドストラクチャー
・メタ認知

あとでちゃんと調べること
・フレームワーク(いろいろある)


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読書感想文

ふつうの暮らしを愛しながら、 東京のすみっこで猫たちと生活してます。 おいしいごはんとお酒が好きで、映画をたくさん観る🎥 年内に登山と釣りがしたい。