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教育メントレvol.24『自己決定という厳しさがもたらしたもの』

2024年もいよいよ終わろうとしています。
学校教育も終業式を迎え、冬休みに入ったのではないでしょうか。
我がクラスは、教育メンタルトレーニングを学級経営に活用し、いよいよ最終段階に入ります。
その中の、最も核となった『自己決定による宿題』について、プロセスやメリット、そして厳しさについてまとめていきます。

自己決定の宿題とは?

簡単に言うと、複数の指定した宿題を自分で選択してやってくる宿題です。
量、やり方、タイミング全て自己決定。
そのベースとなるのは、自己決定理論です。

歩んだプロセス

7月に1ヶ月試して、2学期から本格的にスタートしました。まず訪れたのが、サボりですw
自分で決められるのならば、サボろう!
ま、人間の脳がもたらす当たり前の現象なので想定内ではあります。
なので、そこから下記の様なマネジメントをしました。
① 必要最低限の学習内容は、教室の後ろに進捗状況を貼り、視覚化した。
② 単元テスト後には、必ず振り返りをさせた。
③ 本人の善し悪しを随時フィードバックした。

自己決定の厳しさ

大人に課せられたことで結果が出なければ、そりゃ大人の責任になります。
自分で決めたことで結果が出なければ、それは自分の責任になります。
これが私なりに子ども達に課した厳しさです。
『自己決定という厳しさ』を課し、結果に対する責任を指導者がもつ覚悟をしています。

自己決定型学習がもたらしたメリット

簡単にまとめます。自己決定型学習がもたらしたメリット。
① メタ認知力がついた
② 努力する様になった
③ 結果を気にする様になった
④ 点数が上がった
⑤ という自覚を子ども達がしている
⑥ 成績も上がった
⑦ 自信がついた

結果が自己肯定感を高めます。
悔しさが次へのエネルギーとなります。
成功が自信に繋がります。
振り返りが、勝ちパターンを見つけます。
全ての根源は『自己決定』

ぜひ、3学期から試してみてください。

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