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人という動物と分かり合う

■現代に生きる人たちに読んでもらいたい

人という動物と分かり合う」畑正憲 ソフトバンク新書

 ムツさんの本を山のように読んできた私だけれども、これが最高傑作のひとつと言っても過言ではないくらいの名著。

・心に「闇」なんてない!

一時期少年犯罪が増加したときにマスコミがこぞって取り上げた「心の闇」なんだか説明がつかず得体が知れないものを黒く塗りつぶして「ブラックボックス」にし、それを悪者にしてわかったふりをしている。脳とか心はそんな黒魔術的なものではない。

・お腹の中の子に音楽を聞かせる?「胎教」は無意味?

お腹の中にいる子は外界と遮断されているからこそ、脳のいろんな大事な部分が作られている。外界を認知する部分の脳が育つのは生まれてから!胎教なんて無意味!

おーなるほど、そうなのか!と思うようなことばかり。特に秀逸なのはP.53からの馬の母子の話。最近になってようやく愛情ホルモン「オキシトシン」がたまに取り上げられていますが。

先日こぱちゃんところで馬の母子をみたときにこの本のワンシーンがよみがえってきました。母馬が仔馬の匂いを嗅いだ時、母馬の脳内にはパルスが走り、ホルモンがどぱーっと放出されて・・・というイメージ。

前の記事で非常にイメージに近い動画を紹介しています。→こちら

自分でもイメージを具現化しようと動画作ってみました。→こちら

何度読み返しても非常に面白い、脳と心を勉強する上でのバイブルとなっております。心理学、行動学、動物の心などにちょっとでも興味がある方は是非一度ご一読ください。


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