私が小学1年生だったとき。両親は、入学お祝いに地球儀を買ってくれました。

そのとき、私は地球にはこんなに多くの国がある！ということに、とっても驚いてしまったのです。大きい国。小さい国。おもしろい形の国。山がとても多い国。砂漠が広がる国・・・

１つ１つの国には、何があって、どんな人が住んでいて、どんな暮らしをしているんだろう？

私は、毎日毎日、地球儀を飽きもせず眺めていました。楽しい想像をいろいろしながら・・・

おかげで、世界地理が大好きになった私は、いつかは世界と関係する仕事をやりたいなと漠然と思っていました。同時に、日本語や文学にも興味がわき、大学は文学部日本文学科へ。そして会社員を経て、中学校で国語を教えることに。これはこれでおもしろかったのですが、ある日、「日本語教師」という職業があることを発見！

お～、これは外国の人に日本語を教える仕事！世界地理大好きの私にはピッタリ！！と養成講座に飛び込み、日本語学校で日本語教師デビューとなったわけです。

途中、中国の北京市で高校生や大学生、社会人などに教えたり（これまた、大変だったけど、楽しかった！）、子育てでしばし休職していたときもありました。が、日本語学校での勤務を経て、今はフリーランスで教えています。

世界中には多くの国があるけれど、私がすべての国に行くことはできない。でも、様々な国から来ている人に、日本語や日本について教えることはできる！そして彼らから、その国の話をたくさん聞くこともできる！これは、私がその昔、地球儀を眺めながら考えていたことと同じです。

世界を感じながら、教えることができる喜びと幸せ。これは、私の原動力です。

一方で、日本語教師を取り巻く現状は厳しいものです。待遇面や、労働時間、ICT、加えて、昨今のコロナ禍などなど・・・

1人では、ちょっとひるみそうになっても、皆で無理ない範囲で力を合わせたら、乗り越えられることもきっとあるはずです。

これを信じて、私も視野を広めながら、これから歩みたいと思っています。

そして世界にいる日本語教師の方々が、より良い未来に進んで行けますように！！！

最後までお読みいただきありがとうございました。

（今回は、初めて「です・ます体」で書いてみました！）

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