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風景を眺める時、何を見ているのか【新人読書日記/毎日20頁を】(73)

『歌川広重の声を聴く』、121〜140頁、読了です。

「絵本江戸土産」の風景画に添えられた文章より、広重の風景に対す着目点を分析する章です。著者が整理した風景評価の着目点数を見ると、由来、場所以外、名所における特徴的な事物、山水美、霊験、名物、遊観、季節・天候・時刻などが殊に取り上げられた頻度が高いそうです。私たちが名所について考える時気になるところとどんなふうに違うでしょう。特に変わったところはなさそうですよね。むしろ、あの時代から定着した風景観で、今の私たちも名所を楽しんでいるといっても良いでしょう。


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