見出し画像

かいごの基本 特養4    看取りのこと

■特養で可能なこと、感じたこと。
・ユニットなら10名の入居者の朝から晩、毎日の生活が見れます。
・入所から退所、即ち亡くなるまでのケアができます。
・チームの力、職員の力量の成長が感じられます。

■ユニットケアと認知症ケア、高齢者の生活
 特養に配属となり看取りを経験しました、職員達が何度も何度も様子を見に行き、呼吸の確認に行く姿があった。


 理由は息を引き取る前に家族に知らせるため。

 
★看取りに対して怖いイメージ、ケアの難しさを感じていた時に嘱託医が変わり、ユニットでの看取りについて話される場面が有り、その話を聞いて私の看取りへの考え方が変わりました。
 
その医師より説明していただいたこと
看取りとなった時から線を引く。体に負担にならないようにする。
・薬の与薬停止、下剤なし。
・食事は可能な量のみ、水分も可能な量のみです。

職員の動きはいつもどおり。
できることをすれば良い。
なくなる瞬間を見極めるのは難しい。
医師でさえ、いつ、何時間後、何分後なんて言えません。

介護職員が普段の仕事をこなしながら亡くなる寸前を見極めるなんて負担が大きく、家族に伝えられなかった事で罪悪感に見舞われるなんて間違っています。

その言葉にユニット職員みんな楽になりました。

なので、できることをみんなで話し合い、ユニットとして、チームとして多職種としての対応を話し合い、呼吸状態に変化があった場合の連絡先等のルームを決めました。そして職員が入室したときに亡くなっていることもあり得る事も説明しました。

みんなが、声をかけたり、手を握ったり、顔を拭いたり、写真を飾ったり、ラジオをかけたり、音楽をかけたり、家族が泊まったり、果物の汁を絞ったり、できることをやり始めました。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?