kyou

三度の飯どころか何よりもB'zが好き。

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最近の記事

ラブ・オーバーフロー

一世一代の告白だったんだぜ、こっちは。 世間一般では告白なんかお手の物っていうのがきっと俺のイメージ。 だけど、恋愛についてはズブの素人も良いところで、この気持ちをどこから告げればいいのかなんてわからない。 だから、とってもオーソドックスに呼び出して「好きなんだけど。」なんて拗ねたように言った。 目の前にいるキミがどんな顔で俺を見ているのか。 俺の気持ちを聞いてどんな返事を言うのか。 気が気じゃないっていうのはこういうことなんだとしみじみと思った。 キミが最初の言葉を告げるま

    • センチメンタルという自分勝手

      本編カチ・・・カチ・・・カチ・・・。 物の音っていうものには人ぞれぞれのとらえ方がある。 そんなことを教えてくれる人がいた。 ぼんやり思いながら目の前にある時計の秒針を見つめている。 6月21日。 それは私の28歳の誕生日。 時計の針は短い方も長い方も身を寄せ合おうとしている。 あと何回か秒針の「カチカチ」を聞けば完全に重なり合う。 28歳の誕生日。 それをあと何秒かで迎えようとしている。 もちろん1人。 強がって言えば、今回は1人でいたかった。 カチン・・・。 ついに時

      • 銀の翼で翔べの歌詞の世界

        銀の翼ってなんぞや?今回はアルバム「Brotherhood」の中に収録されている「銀の翼で翔べ」の歌詞の世界です。 この曲、タイトルからして印象的な「銀の翼」という言葉が何回も登場します。 この「銀の翼」。 直前の歌詞の内容によって「ハードな色」「勇気の色」「自立の色」の3つに変わっていきます。 このあたりも面白いですね。 この変幻自在(?)な銀の翼。 そもそも何故、銀の翼なのか。 銀翼といって最初に思いつくのは「飛行機の翼」です。 このイメージからさっきのハード、勇気、自立

        • 「ミダレチル」の歌詞の世界

          ミダレチルは後悔の詩今回は「FRIENDSⅢ」の中に収録されている「ミダレチル」の歌詞の世界をご紹介します。 まずこの歌、「FRIENDSⅢ」の中ではとてもアップテンポな一曲になっています。 なんですが、歌詞を覗いてみるととても後悔の強い曲なんですよね。 先日、届いたB'zパーティの会報誌でも稲葉さん、ご自身「ミダレチル」は「後悔」をテーマにした歌だとおっしゃってたんですよね。 清廉な人生を歩める人っているのかな? 何がそんなに後悔しているのか?というと、自分のために尽く

        ラブ・オーバーフロー

          いつかのメリークリスマスの歌詞の世界

          ちょっと時期遅れになりましたが、「いつメリ」の歌詞の世界について語っていきたいと思います。 いつかのメリークリスマスは失恋ソング?クリスマスシーズンになると、流れてくる曲、いつかのメリークリスマス、略して「いつメリ」。 B'zファンの間でも人気の高い曲です。 私、実はつい最近まで「いつメリ」はあまり好きではありませんでした。 なんとなく、失恋の未練を引きずっている歌のように感じて。 ちょっとなあ~と敬遠してたんですね。 でも、2021年の冬にアルバム「FriendsⅢ」が発

          いつかのメリークリスマスの歌詞の世界

          SHINEの歌詞の世界

          今回はアルバム「Brotherhood」に収録されている「SHINE」についてです。 曲のテイストはフラメンコみたいだな・・・と思いました(個人の感想です・笑) ざっくり曲の全ての内容を言うと「光り輝いて行く」ということです。 タイトルの通りですね。 Aメロはまず「愛したいの 消えたいの どうしたいの」と始まります。 そして「胸はうずきやまない」のです。 一体どうした?!と聞きたくなるような入りですね。 ここの部分が終わると曲のテイストも一気に変わり、ガンガンにギターの音が

          SHINEの歌詞の世界

          ハルカの歌詞の世界

          今回はアルバム「DINOSAUR」に収録されている「ハルカ」の歌詞についてです。 この曲も(?)稲葉さんの歌詞に良く登場するちょっと相手にリードされている子が主人公です。 とってもキャッチーな曲で、車の中で聴いているとハンドルを叩きながら口ずさんでしまう、そんな曲です。 出だし部分はついに付き合うことになった!という歓びを描いています。 ですが! たった一行でその歓びは終わり、「そう思ったのも束の間 君はちょいとレベルが違う」となるんですね。 付き合ってる!って感じているの

          ハルカの歌詞の世界

          Everlastingの歌詞の世界

          今回はアルバム「GREEN」に収録されている”Everlasting"です。 「B’zの曲の中で一番好きなのどれ?」 と聞かれると必ずこの曲か何かと迷います。 その時々で好きな曲は変わるんですが、いつ聞かれても必ず「一番好きな曲」の選択肢の中に入っているのがこの曲ですね。 さて、そんな”Everlasting”ですが、稲葉さん、あるインタビューでこんなことを言っているのを思い出しました。 それは"Everlasting"のインタビューではなく、ソロの”Overture"とい

          Everlastingの歌詞の世界

          National Holidayの歌詞の世界

          今回は「National Holiday」の歌詞の世界です。 名曲「イチブトゼンブ/DIVE」の両A面CDの3曲目として収録されているのがNational Holidayです。きっとライブでもほとんど演奏されたことはない一曲ですね。 まあ、好きですね。全体的に。 何がというと、稲葉さんの歌詞の世界で良く登場するどうしようもなく彼女が好きな男の人の気持ち。 それがとっても純粋で、しかも日常的な表現のされ方が大好きです。 メロディもキャッチーでコアなファンじゃなくても聴きやすい

          National Holidayの歌詞の世界

          今夜月の見える丘にの歌詞の世界

          今回は最高のラブソングだと思っている「今夜月の見える丘に」をご紹介します。 といっても、すでに紹介する必要がないぐらいに有名な曲ですよね。 でもだからこそもう一度、この歌詞の素晴らしさを語ってみたいと思います。 「今夜月の見える丘に」・・・。 タイトルからして何か文芸作品のような感じがします。 歌詞の内容も、全体的に見ると恋愛小説のような物語が綴られているんです。 とっても印象的な出だしは、「たとえばどうにかして君の中 ああ入っていって その瞳から僕をのぞいたら いろんなこ

          今夜月の見える丘にの歌詞の世界

          デウスの歌詞の世界

          今回はアルバム「NEW LOVE」に収録されている「デウス」についてです。 曲順は4番目。 トラック3には「WOLF」が収録されていますが、曲順通りに再生していくと、「WOLF」と「デウス」が繋がっているように聞こえて流れるように聴き続けることができます。 このイントロも爽やかなんですよね。 そんな「デウス」のイメージは私の中でまさに「夏」。 スズキの車”swift”のCM曲としても流れてましたよね。 疾走感と共に訪れる解放感。 それが「デウス」の世界ではないでしょうか。

          デウスの歌詞の世界

          Hi!の歌詞の世界

          今回は「さまよえる蒼い弾丸」のカップリング曲、「Hi」の歌詞の世界です。 「さまよえる蒼い弾丸」と言えば、イメージ的に「夏」。 そしてそのカップリング曲「Hi」と言えば私の中で「朝」って感じです。 これは一時、目覚まし曲として設定していたということもありますが、とにかく朝からこの曲を聞くと元気を分けて貰える・・・そんな感じがするからです。 だから余計に「朝」というイメージが強いのかもしれません。 そんな「Hi」ですが、歌詞の内容を見てみると「さわやか~」って感じではあまりな

          Hi!の歌詞の世界

          YOU&Iの歌詞の世界

          B'zの隠れた(いや、隠れてないかも)名曲ってたくさんあります。 「ねがい」のカップリングとして人気の高い「YOU&I」もその1つではないでしょうか。 本当に本当に大好きで、最初聴いた瞬間から大きな衝撃を受けたものです。 まず最初。 いきなり出だしから「きらいだ」で始まるわけです。 この衝撃的な言葉に続くのが「あなたといるときの僕が」という下の句(?)なんですよね。 そして更にその嫌いな理由は「たまらなく情けなくて」となるわけです。 この曲の主人公はおそらく大好きな相手が

          YOU&Iの歌詞の世界