お久しぶり(存在を忘れていた)

娘が産まれた。もうすぐ五ヶ月になる。先輩バンドマンから聞いていたように「何か」を受け取った気分だ。

日に日に娘はできることが増えてきて嬉しい気持ちもあり、少し寂しくも感じてしまう。自分自身にこんな感情があるなんて思いもしなかった。日々家族で流れて行く時間が愛おしいなんてね。

つい最近実父が亡くなった。不慮の事故とでもいうべきか、階段から落ちたみたいでそのまま逝ってしまったようだ。二十数年会ってないので正直感傷的にはなれないし、顔を見たけどイマイチこういう顔をしていたとか思い出せない。最期に娘を紹介出来たことが唯一の親孝行だったのかも知れないなと今はなんとなく思う。

娘が産まれてから毎日忙しなく生活をしている。正直音楽も不要なのでは?と考えたが、やはり僕自身音楽が好きみたいだ。幸いにもゆっくりと待ってくれたメンバーや、サポートの機会をくれた先輩達、弾き語りに誘ってくれてる後輩なんかもいる。結局自分がやってきた事は間違いではなかったのかもと思っている。

しかしながら選択肢は限られている。娘が大きくなるにつれて、さらに時間も体もメンタルも余裕はなくなって行くかもしれない。そんな中で僕は家族と音楽を取ることにした。東大阪のチンピラの悪あがきはまだまだ続くみたいです。

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