ノンアルコールビールに関してはその日一番安いのでええで

バンドを幾つかやっているが、実質動いているのはTOKKIBUTSUくらいだ。ぼくたちのいるところ。やjuhachibanというバンドは、ただ今絶賛活動休止中だ。僕はどのバンドに重きを置くという事はしない。全部自分の糧になっているし、どれも好きなバンドだからだ。この三つのバンドは、それぞれ僕の役割は異なっていると思う。例えばjuhachibanでは歌を歌い、ギターを弾き、作詞や作曲をほぼ一人でしているが、ぼくたちのいるところ。では人生ダメ子という、個性が強烈かつ屈強なボーカルを支えつつステージで攻めるみたいな感じ、TOKKIBUTSUに関しては全力でふざけながら、全力でエモい顔するという珍妙なポジション。それぞれ立ち位置が少しだけ違うというか。それはそれでやっていて楽しくもあり、難しくもある。

未だにぼくいる。での活動は刺激的で、時々深夜に高速道路を運転して、東京まで行った事を思い出す。大体単発のライブで帰っていたので、帰阪は中々地獄だったが、充実感でいっぱいだったのを覚えている。車内で色んな事を、下駄さんやダメ子さんと企んだりした時の時間は、貴重な経験だったし、またいつかやれたらいいなとは思っている。ぼくたちのいるところ。は僕にとって大切なバンドである事には変わりない。juhachibanに関してはこないだリモート飲み会をして、年1くらいでやっちゃう?みたいな家電でも買うノリみたいになっている。喧嘩別れをして、各方面で迷惑を掛けたのにこのノリである。アホな奴らだ。いやアホでいいのだ。

ロックバンドというのは永遠ではないし、無限に時間があるわけではない。社会的に役立っているかと聞かれれば、なんとも言えないのだが。刹那的なあの美しくもあり、人間臭くもある独特の空気感や、匂いが僕は大好きなのだ。他と比較のしようがない特別なもの、それがロックバンドなんじゃないのかなと思っている。未だに青春と言っていいかわからないが、それを継続している気分になる。30歳を越えて、未だにやり続けるというのは個人的に色々感慨深いものだ。できれば死ぬまで音楽に触れていたし、みんなとヘラヘラしていたいなと思う。アホなりに。





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