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日本の教育を外から分析してみると中国やベトナムによく似ていた件

こんにちは。よく他人と話さないと自分を理解できないといいます。
国も同じで、他の国から見てみないと、自分の国の姿は見えない気がします。

大学院で自分の国の教育システムを調べてくるという課題がありました。

高度な中央集権的な教育

わかったことは、日本の教育が高度に「中央集権的」であることです。

つまり、政府が全てを決める「答えが1つ」の世界であることです。

日本の場合、カリキュラムは文部科学省が定めている「学習指導要領」で作られています。「学習指導要領」とは、どこの学校でも一定の水準が保てるように作られたカリキュラムの基準で、およそ10年に1度、改訂しています。教科書・時間割もこの通りに作られます。各教科の目標や内容、取り扱い方も規定されていて、「非常に強固なカリキュラム」が特徴とも言えます。私立も公立も同じです。

それから、大きな特徴は「教科書を使わなければいけない」と決められていることです。

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