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そーじの時間とホウキの話

こんにちはー!
おそうじインストラクターのKyoukoです。

いい天気過ぎて、太陽は私のためにあるんじゃないか…と勘違い中。

ママス&パパスのCalifornia Dreamin'を聴きながら白ワイン(¥380)を飲んでます。
古いけど名曲。




最近の学校は無言無音



最近、小中学生におそうじを教えることが増えてきたので、2、3人のそれぞれ違う地域の小中学生に、そうじの時間ってどんな感じ?ときいたところ…


どうやら、

⚫︎学校によってBGMの有無がある

⚫︎会話禁止な学校もある

⚫︎先生によって言うことが違う

とのこと。そして、皆が口をそろえて言っていたのが、全く楽しくない。とのことでした。
なぬっ。それはけしからんですな。


先生にホウキの場所がわからなくて聞くのもダメ。え?じゃあホウキはどこ?ってなりますね。シーンってするのは瞑想する時間などを作った方がいいと思うんだけど…

まあ、喋っていて作業しないことを防ぐためでしょうけど、多分そんなことをしても子供達はおそらく楽しくない。楽しくないことは大人になっても楽しくないと思ったままになってしまうんじゃないかな。

子供たちにそうじを教えてあげられるように、私はおそうじインストラクターになろうと思ったんです。そうじや片付けが身に付いてると、ほんと人生に役に立つから!




ちなみに私のそうじの時間は、始まりは、F1のあの曲で、途中はエヴァンゲリオンの曲がずっとかかっていて、音が切れるとそうじの終わり、みたいなイメージでした。音楽ってそうじや作業には欠かせない存在です。



そうじの基本は学校


学校の掃除って、ゾウキンとバケツとホウキがメインだと思うんですけど、それ実は本当にキホンなんですよね。


大人になればなるほど、お金を自由に使えるから、好きな洗剤や道具を買うことができるけど、逆に難しく考えちゃったりする。

そうじ道具がたくさんある家ほど、そうじができてないというデータがあります。確かに…


色々なことは、小学校に戻って考えてみるとよくて、複雑なことほどシンプル化したりします。

ただただゴミをゴミ箱に捨てるのも大切な習慣。

教室なら机をガーって下げて、ホウキ係がゴミをはいて、ゾウキン係がふいて。


渡り廊下も同じ。
ゴミをはいて、ゾウキン係がふいて。

トイレ掃除なら、水をまいて。

基本は水とゾウキンさえあれば、だいたい行けるってことですね。あとはやり方をキチッと教えて下さる先生に出会えるといいなと思います。

子供の頃って、勉強以外のことを教えてくれる大人のことが好きになりやすかったイメージがあります。

私にホウキとチリトリの上手な使い方を教えて下さった某小学校の八十島先生のことは、一生忘れない。そんなものです。

それにしてもなんでホウキ係ってみんななりたがったのかな。ホウキ係って、委員長だったり、ちょっと階級が上な感じがするのは私だけでしょうか?笑


あと、2年生の頃ゾウキンがけしててコケて前歯を2本折ったのは苦い思い出。


あの昔からあるゾウキンがけ、間違ってますよね。前進して、ゾウキンで濡れた上を汚いズックで歩くんだから、いつまでも汚いままだし、すべるから危ない。本当にそうじを教えるのなら、水拭きもモップにして、足跡をつけずに後ろに下がって出て行くといいのに。んで乾いたら机をもとに戻せばいい。15分しかないそうじの時間を、有効に使えてしかもキレイで理にかなっている。

ホウキという道具の向き不向き

ホウキって、すごくラクなイメージがありますが、ずーっとやっていると、すぐに腱鞘炎になるぐらいハードな作業だって知ってましたか?


⬆︎これはわたしが管理させてもらっている、定期清掃のマンションの階段。
砂が多すぎる場合や、コードレス掃除機ではまかなえない場合は、ホウキを使います。

⬆︎こんな感じだと、掃除機をかけてもすぐ詰まってしまうので、やむを得ずホウキで。

ちなみにこんなのが何箇所もあったら、ツバメが巣を作ろうとしている可能性が。草とツバメの唾液と泥かなんかを混ぜて、彼らは安全な場所に巣を作ろうとします。申し訳ないですが私は絶対許さないので、作る前に捨ててしまいます。巣を作って子育てしてしまってから壊すと、法律に反しちゃうので。

ホウキを持つ持ち手は、自分の身長や手に負担がかからないようにして持ちます。合わないまま、無理な動きをすると、体が使いものにならないからです。手首は本当に大切なパーツ。

⬇︎角っこは、ホウキの毛が入らなかったりするので、下の方をえんぴつ持ちにすると、無料なくきれいにはきとれます。

こんな広いエリアなら、モップ類がおすすめ⬇︎

体育館のあの黄色いやつほどでかくなくていいですが、広い場所をホウキではくのは、手首に悪い。汚れや場所のケースバイケースで、道具を変えます。

モップは濡らさずに履いて、そのあと濡らして水拭きもできます。


ホウキが合っていることもあるし、ホウキではどうにもならないこともあるし、それを判断したり、自分で考えたりすることは、経験してみないとわからないこと。

家庭環境が皆違って、親を選ぶことができない
子供に、どこかで家庭科を教えてあげられる人がちょっとでもいれば、それは子供にとっての一生の宝物になるはずです。家庭科ほど広範囲であり、生きていくのに大切な科目はありません。

外国ではあまり学校にそうじの時間がないみたいで、掃除係の人がやるみたいなんですが、生徒にさせることが多い日本の学校は、いい文化のひとつだなーって思います。


ゴミをゴミ箱に捨てるという当たり前の行動ができる子供たちを育てていくのは、かつて小学生だった私たちなんですよね。

がんばろーっと。


ではまた!






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