7人の男女が集う

楽しく軽食を済ませたら
いよいよ今夜の組み合わせを決める

箱の中から1人ずつカードをひき
描かれた印を確かめる

同じ印のカードをひいた異性が
今夜のお相手

そして必ずひとりだけが取り残され、
今宵の生贄となる

生贄は両手を縛られ
部屋の真ん中に放置される



与えられた権利は
これから繰り広げられる光景を
ただ眺めることだけ

自ら他を触れることも
自らを慰めることも
許されない

そこに佇む道具としての存在


お行儀よく欲情し
ご褒美とほどこしを待つだけ



生贄を囲み
それぞれのペアが宴をはじめる


7人目を挑発しながら
その欲望を淫らに撫でる
淫靡な時間を謳歌する



ぼくの為の
謳歌七撫会